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虚しい朝に

虚しさを心に抱いて、朝方の光が目にしみた。疲れの取れた心地はせず、また繰り返した今日という過去と未来とに思いを馳せると悲しくなった。

「はい」

口癖になってしまったのだけど、おはようとも言う相手がいないせいか、ぼくはそんなことを寝起きに口走る。
返事に耳を傾けてみたけれど、声は聞こえてこなかった。

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