『ドーナツホール 2024』で気付いた3つのこと
人生を支えられたボカロ曲は『clock lock works』、カラオケの十八番は『パンダヒーロー』、ウッディです。
今回は筆者が愛してやまないハチ(米津玄師)氏が落雷の如く落とした『ドーナツホール 2024』のMVを穴が開くほど見つめに見つめて気付いた事をお話ししていこうと思う。
まずはこの楽曲について簡単な説明を。
こちらは2013年に公開された動画『ドーナツホール』だ。
イラストや動画はハチ氏本人が全て手掛けており、翌年発売の米津玄師氏のアルバム『YANKEE』にセルフカバーも収録された。
再生回数はYouTubeだけで6,200万回(2024/9/30時点)を超えている。
そして今年2024年9月30日に公開されたのがこちら。
はい。今期イチの神アニメランキングはこちらに決定です。
感想を語り出してはキリがないので、気付いた点をまとめつつ、小出しに所感を述べていこうと思う。
1つ目 「ベッド」の修正と発音の変更
いきなり誰も触れていないところから入るのだが、実は2013年版と比較すると歌詞や音源にも修正が入っていることに気が付いた。
具体的な比較はこうだ。
2013年版は「ベット」という歌詞だが……
2024年版は「ベッド」に修正されている。
確かに正しい発音でいえば「bed」ではあるのだが、筆者的にはニュアンスとしてどちらも間違いではないと思っている。
歌詞とは言葉であると同時に「歌」であるのだから、意味さえ伝われば聞き心地の良い音を優先して使うのはミュージシャンの采配としてはOK!という考えだ。
例えば米津氏自身もかつて「さびしい」や「さみしい」をどちらも歌詞に使用してきている(「さみしい」は本来誤用とされる)
だが「ベット」とすることで「bet=賭ける」とのダブルミーニングを疑われたりなど、意図していない深読みを生んでしまうことなどがあったのか、はたまた本人がたまたま誤用してしまったことを修正したかったのか。
セルフカバー版では既に米津氏は「ベッド」と発音して修正している。
ちなみにボカロ版のGUMIの発音も2013年は「ベット」で2024年版は「ベッド」になっている。1:40くらいから、よく聴き比べてほしい。
あと、これ気付いたの自分が最初説を推させてほしい。おこがましくも。
コメントにもポストにも誰もこれに言及している人はいなかったので。
2つ目 音質の向上により聴き心地がアップ
さて、絵の話の前にもう一つだけ音の話をしておこう。
聴き比べると非常にわかりやすいと思うのだが、音楽の音質が爆上がりしている。
これは動画公開前に朝のニュースを観た時の筆者のポストだ。
ちゃんと手が加わっていた上に期待を超える綺麗さで感激した。
2013年版は良くも悪くも多少音が籠っていたのだが、単純な音質アップというよりはremixされたような風に感じた。
私は音楽のプロではないが、音響については少ーしほーんの僅かに心得があるのだが、心なしかコーラスなども以前より映えるし、音楽とボーカルのバランスも変わったように聴こえた。勘違いだったらごめん。
読者のみんなも聴き比べた感想を是非教えてほしい。
3つ目 映像に散りばめられた小ネタの数々
オタクこういうの大好き。
というワケで一つずつ引用させていただきながら、筆者が0.25倍速で視聴して気付いた小ネタを話していこう。
といった感じでした。
ルカのキャップの「D」は言わずもがな「ドーナツ」の頭文字なんでしょうね。
最後に
私はこのMVを観てまず涙しました。アツくて。色んな意味で。
きっと今の彼がボカロ曲を作ることはもう無いのでしょうと私は考えているのですが、人の考えは変わるし、彼の考えも年々変化していっています。
もしかしたらハチの復活は今後あるかもしれないと、そう期待させてくれる素敵な時間でした。
概要欄のコメント
どうも、ハチです。
久しぶりに作りました。少年漫画っぽいのを目指しました。
が一言一句違わず同じなことに、私は形容し難い愛を抱きました。上手く言えないけど良いよね……。
さて、語りたいことはあのがらくたの山のようにあるのですが、今日はこのへんで。
以前アルバム『LOST CORNER』について語り尽くした記事もあるので、そちらも良ければ。きっと新たな発見があることをお約束します。
それでは。バイバイまた会いましょう。
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