実は奥深いボーダーあれこれ。
お久しぶりです。
ご来訪、ご観覧誠にありがとうございます。
公文でございます。
前回の更新からブゥワー(CV千原Jr.)と期間が空いてしまいましたが、
何事もなかったかのようにコラムを書き綴っていきたいと思います。
ここを観て下さっている画面の向こうのアナタに、最上級の感謝と賛辞を!
さて。本日のテーマはこちら。
ボーダー
についてです。
2021年の大きなトレンドの一つでもある、「ボーダーアイテム」。
もはや不動の定番アイテムの一つであり、定期的に人気が爆発する、それがボーダー。
そんな普段誰もが着ているボーダーにも、いろんなトリビアがあるってご存知でしたでしょうか?
1.実は海外で通じない、「ボーダー」。
"border"って英単語があるのにどういう事やねん、とツッコミを頂いた上で。
実はあのしましま模様を「ボーダー」と言っても、海外では通じないそうです。
じゃあ何か、と申しますと、英語では"horizontal stripe(ホリゾンタルストライプ)"。
ちょっと気の利いたドメブラなんかでは敢えてこの呼称を使っている所もあったりします。
そして、ここからちょっとだけ暗いお話になりますが…実は海外ではその昔、横縞模様はあまり良い印象の柄ではありませんでした。
突然ですが、海外ドラマや映画に登場する囚人服って、だいたいボーダー柄のイメージありませんか?
こんな感じ。
諸説ありますが、10世紀頃からだいたい17~18世紀ころまでは社会的に地位の低い職業や犯罪者を区別するために、そういった人々へのボーダーの着用を義務付けていた文化があったそうです。結構最近ですね…。
じゃあそれが何故、今やカジュアルアイテムとして受け入れられるようになったかと言うと、大きなきっかけとして挙げられるのがかの有名な1789年の「フランス革命」。
あまりこの辺りをお話すると長くなりますので割愛しますが、そのフランス革命を象徴したのが現フランス国旗の大元となった、「三色旗」。トリコロール、というやつですね。
この人↑が持ってるのがフランス国旗の大元、三色旗。当時は横縞(←ココ大事)だったんですね。
フランス革命の象徴であり、自由の象徴でもある横縞を人々はこぞって身に纏い、それはやがてプロパガンダとして大きな役割を果たしました。
少し長くなってしまいましたが、普段何気なく目にするボーダー柄にも実はこんなに長~い歴史があるんですね。
2.いろんな偉人が愛した、ボーダー柄。
そしてフランス革命から100年が経過した1889年。
ボーダー御三家の一角であるセントジェームズが誕生し、船乗りや漁師の仕事着として愛用されたバスクシャツは、やがて一般市民にも広く普及していきました。
そんなボーダーを愛用した偉人も数多く、かの有名な画家のパブロ・ピカソや現代ファッションに多大な影響を与えたココ・シャネルなどなど。
セントジェームズ、ルミノア、そして当店でも取り扱っておりますオーチバルのボーダーブランド御三家は、「ピカソはウチのボーダーを着ていた!」とお互い主張しあっているとかいないとか…。
こうして見ると、ボーダーってつくづくフランスと縁が深いですね。
そんなファッションの歴史に思いを馳せつつ、2021年は自分流にトレンドを楽しむ…というのもまた、紳士淑女の嗜みだったりするんじゃないかなぁと。ぼんやり思っております。
それでは最後に当店おすすめのボーダーアイテムをご紹介しつつ、この記事を締めくくりたいと思います。
今年もええのん、入ってまっせ。
ORCIVAL ラッセルパネルボーダー7分袖カットソー
ORCIVAL コットンロードボーダーボートネック
marimekko Aretta/ワンピース
ORCIVAL コットンロードボートネック
RUSSIAN ARMY デッドストック テルニャシュカ
ENCENS ボートネックS/S Tシャツ
そういえばボーダーの有名人にもう一人、ウォーリーってのがいたなぁとなんとなく思う公文でした
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