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納豆と豆腐の名前を疑問に思った日記

 最近、意識的にタンパク質を摂取するようにしている。サバ缶、牛乳、ハンバーグのような動物性タンパク質は勿論、豆乳、豆腐、納豆のような植物性タンパク質も間食ついでに取り入れている。「大豆」で一括にしろというのは至極当然の指摘のようだが、次の段落もとい本題への前フリなのでその指摘は受け付けない。


 さて、豆腐と納豆を目の前にすると毎度思う疑問がある。


 「お前ら、名前逆だろ」である。


 
 豆が腐って豆腐、しかしどう見たって白く凝固したソレが腐っているわけではないのは一目瞭然である。
 いや、凝固しているのだから豆を納める「納豆」と君は名乗るべきなのだ、なぜそうやって卑屈に「自分、腐ってますから…」みたいなアピールをするのだ。もっと自分に自信を持つんだ。君は本来ならば豆界のトップスターになるべきなんだ。諦めるなよ!!


 そして、卑屈な豆腐を歯牙にも掛けず、「納豆」という大それた名前を名乗っているお前こそが「豆腐」と名乗るべきであろう。
 糸は引き、NBC兵器のように周りに臭気を振る舞っているお前のことを初見で「食べ物」と看破できるヤツはいないはずだ。お前を「消費期限切れの廃棄物」と認識して捨てるか「食べ物」と認識してチョップスティックでかき混ぜるかで、ニワカ日本人かどうかの境目になっているのは周知の事実である。初見殺しだ。



 ここでほかの大豆食品について考えてみよう。


 醤油の「醤」は麦や豆などに塩を混ぜて発行させたものという意味らしい[要出典]。そう考えると「豆醤油」が本来あるべき名前なのかもしれないが、そう原義から離れた食品でもない。


 味噌の「噌」の字を訓読みすると「かまびすしい」という読みになるらしい。味がやかましいから味噌、名は体を表すと言えるほどではないかもしれないが、前述の二人に比べれば充分ふさわしい名前だろう。


 同じ大豆食品にカテコライズされる、いわば「兄弟」といってもいい醤油と味噌が自身にふさわしい名前をもらっているのに、豆腐と納豆は未だ実態に相反する名前を名乗っている。元来、自分があるべき場所ではないから豆腐は卑屈になるし、納豆は調子にのってしまうのだ、由々しき問題である。



 …しかし、こうは言ったものの、納豆と豆腐の相性の良さを考えれば些細な問題なのかもしれない。また、前言を1行で翻すことに抵抗はない。 

 豆腐の上に醤油と混ぜた納豆を掛け、食べると旨くなるのは、一見引き合わないような性格をした2人を醤油という人格者の手でマッチングさせているように思える。あと味噌、お前の出番はない。名古屋で大根と遊んでろ。名古屋で大根と遊んでろ。


 さて、何の話だったか、そうだ名前の話だ。うん、豆腐と納豆の両者が現状に納得いってるのであればそれでいいんじゃないか。もし不満があるようだったら、家庭裁判所に改名申請でも訴え出ればいい。彼らに戸籍謄本があるのかは知らないが。


 追伸:上の方で納豆の悪口を言ってますが、普通に好きです。栄養あるし。


※この日記の正確性は一切保証いたしません。また、参考にならなかったという方はこちらをどうぞ。


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フタコブラクダのコブを同意の上で上下左右計13個にした後に、黄色いおべべを無理やり着せる活動がメインです。最近の悩みは鳥取県の県境を超えられないこと。