見出し画像

むかし書いた韓国コラム #964

 市販のマッコリはだいたい750ミリリットル入りのボトルに入っている。焼酎やビールは小容量の製品があるのに、マッコリに限っては750ミリ入りが主流で、小型の製品はなかった。そこに目を付けたのがロッテスーパーで、18日から300ミリ入りのボトルを販売するという。1人で750ミリは多いが、300ミリなら手頃に楽しめる。2本買っても600ミリなので飲みたい量に合わせて買うことができる。

 ついでに飲食店でももう少し小さいサイズを用意してほしい。「小」を頼んでも甕にいっぱい入ってるので全部飲むのは苦しいのだ。少しだけ飲みたいがあの量を考えると控えざるを得ない。

 以前京畿道坡州にある冷めん店を訪れたら、やかんに入ったマッコリを1杯ずつ売っていた。やかんや甕で頼むよりは割高になるが、飲みたい量だけ飲めるのは無駄が出ないしありがたい。健康のためにも小容量製品は歓迎したいところだ。

【解説】
 1杯ずつ売ってくれる飲食店は少ないながらも存在する。飲みたい量だけ飲めるのはありがたい。写真は大邱の食堂で定食にマッコリを1杯頼んだもの。一方、ソウルの光化門には、昼食時間帯に限り無料でマッコリを提供しており、1杯だけではなく飲みたければ好きなだけ飲めるという太っ腹な店もあった。こちらは少量でも多量でも飲みたい分だけ飲みたいという需要に応えてくれている。

(初出:The Daily Korea News 2010年6月18日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?