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むかし書いた韓国コラム #951

 農心がこのほど、ニールセンコリアの資料を分析して作成した「2015年全国ラーメン地図」を発表した。地域ごとのシェアを地図にまとめたものだ。同社の「辛ラーメン」は全地域でダントツのトップを記録し、同社のチャジャンミョン新製品「チャワン」がソウルと京畿道で2位、釜山で3位に入るなど健闘した。辛ラーメンの全国シェアは13%で、2位の「安城湯麺」とは2倍の開きがあった。各地の2位は「チャワン」「安城湯麺」「ノグリ」「三養ラーメン」の激しい争いが見られた。慶尚道ではテンジャン味の「安城湯麺」の人気が高く、全羅道では辛さが控え目の「三養ラーメン」が好まれた。一方、3位は江原道と釜山を除く全地域で「チャパゲティ」だった。江原道では3位に「ユッケジャンカップめん」が入ったが、これはレジャー施設などで人気が高いためとみられる。

 今年は「チャワン」が大ヒットしたが、この業界はヒット商品の移り変わりも激しい。はたして来年のラーメン地図はどのように塗り替えられるだろうか。

【解説】
 ラーメン地図は毎年発表ではなさそうで、最新版は2020年のもの。それによると辛ラーメンが一番人気で、チャパゲティ、安城湯麺、ジンラーメン(辛口)、八道ビビンミョンが上衣を占めた。いずれも定番商品で実はどの年の調査結果を見ても大きな変動はないのはちょっと面白みに欠けるかも。写真は当時の報道資料より拝借。

(初出:The Daily Korea News 2015年11月26日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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