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むかし書いた韓国コラム #309

 退渓路4街交差点から忠武路駅方面に歩くと、ペットショップやペット用品店、動物病院が軒を連ねている。最近でこそ猫を飼う家も増えているが、韓国ではペットといえば猫よりも犬のほうがダントツの人気で、ペットショップのケージに入れられているのもほとんどが犬だ。

 見るともなしに通りを歩きもうすぐ忠武路駅というところで、「ホットドッグ」の店を発見した。もちろん、ホットドッグは犬の肉ではないし、ペットショップで売られている犬も食用のものではない。しかし、ペットショップが並んでいる通りの最後に「ホットドッグ屋」というオチは想像を超えていた。ペットショップとホットドッグ屋のどっちが先にできたのかはわからないが、もう少し場所を考えるべきではなかったか。余計なお世話だが、このホットドッグ屋さんは繁盛しているのだろうか…。

【解説】
 この話をするとだいたいの人は「ウソだろ?」「ネタだろ?」と信じてくれない。写真も撮ってないからそう思われても仕方ないのだろう。今回韓国のポータルサイト「NAVER」の地図サービスから当時の様子を確認した。左に動物病院があり、右側にホットドッグ店があるのがわかるだろう。残念ながらホットドッグ店はこの後廃業してしまったようだ。ちなみに近くの路地には補身湯の店があったりするのだが、材料調達はもしかして…。

(初出:The Daily Korea News 2009年9月22日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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