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むかし書いた韓国コラム #775

 朝夕の気温が10度を下回るようになってきた。自宅の床も裸足で過ごすのはつらくなってきた。そこでついに今シーズン初めてオンドルを稼働した。オンドルを稼働する前には床を片付けるという儀式が欠かせない。熱による変質の恐れのあるものは床に置かず棚などに収納しなくてはならないのだ。うっかりチョコレートでも床に放置しようものなら目も当てられないことになる。

 ロボット掃除機を導入した知人から、「掃除機を動かす前には床を片付ける」という話を聞いたことがある。ロボット掃除機にとって障害になるものを取り除くことでスムーズに掃除ができるということらしい。だったら最初から床にはなにも置かないよう習慣づければいいものを…。そう思ったが毎年寒くなると繰り返される床の片付けも同じことか。

 目的は違えど床の片付けが必要ならば、この機会にロボット掃除機の導入を考えてみてもいいかもしれない。広くなった床が散らかる前に決断しなくては。

【解説】
 オンドル稼働中は、買い物から帰ってきて短時間であってもアイスクリームなどの入った袋は床に置いていくことはできなかった。また、ただでさえ乾燥している気候に加えオンドルを稼働することで室内の乾燥はかなり激しく、長期間にわたり床に放置していたプラスチック製品はちょっとの衝撃でパリパリに割れてしまうこともあった。

(初出:The Daily Korea News 2014年10月27日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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