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むかし書いた韓国コラム #231

 週末にサクラを見に慶州に行った。土曜日だったためバスは超満員で、さらに大渋滞。午後には天気も崩れてきたためゆっくりとサクラを堪能できなかったのは残念なところだった。

 ところで、慶州の観光インフラが少々気になった。主要都市では当たり前のバスロケーションシステムが導入されておらず、バスがいつ来るかがまったくわからないのだ。しかもバス停によってはバスの配車間隔すら表示されていない。渋滞なのであまりあてにはならないかもしれないが、バスがどこまで来ているかわかればイライラも少しは和らぐのに。帰りの列車の時間が気になり、しびれを切らしてタクシーに乗ろうとすると、待ってましたとばかりにメーター使用を拒否する運転手が登場する。観光客はいいカモだ。

 韓国が世界に誇る千年の古都慶州。外国人観光客も多いはずだが、これでは悪印象を与えかねない。バスロケシステムの構築には多額の資金が必要だろうが、もう少し改善を望みたい。

【解説】
 だまっていても観光客がくるからあぐらをかいているのだろうか。地元住民以外はメーターを使おうとしないタクシーはどこの観光地にもいるがうんざりする。

(初出:The Daily Korea News 2015年4月6日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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