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むかし書いた韓国コラム #635

 ソウル研究院によると、昨年ソウルを訪れた外国人観光客は1千万人を超えたそうだ。また、外国人観光客が訪れる場所はこの数年で様変わりしているという。2007年と比べると、弘大を訪れる外国人の割合は5.6%から35.3%に増えた。北村・三清洞は5.6%から33.0%に、狎鴎亭洞・新沙洞が3.3%から25.4%、大学路が3.8%から14.8%と人気が上昇した。人気トップの明洞も59.6%から82.8%と増えている。一方、定番だった南大門は56.9%から38.6%に落ち込んだ。これは火災による影響もあるだろう。

 そう言われてみると、日本から来る知り合いからのリクエストでも北村・三清洞や新沙洞・カロスキルを挙げられることが増えたような気がする。ガイドブックやテレビなどで紹介されるようになったことも背景にありそうだ。最近は在住者よりも観光客の方が情報通だ。彼らのリクエストを見ればソウル観光のトレンドが見えてきそうだ。

【解説】
 日本から来る韓国フリークの情報通っぷりは相当なもの。どこに行きたいか尋ねると聞いたこともないようなスポットの名前が挙がる。定番スポットを回れば満足してくれるビギナーと違い、リピーターを楽しませるのはなかなか骨が折れた。

(初出:The Daily Korea News 2014年1月24日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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