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むかし書いた韓国コラム #773

 意外に日用雑貨の韓国語名を知らない。いざ必要になり買いに行こうにも、名前がわからなければどうしようもない。コンセントの変換プラグを購入するときはたまたま持っていた実物を持参して「同じ物をくれ」ということで乗り越えた。C字型のねじ込みフックが必要になった時は手元にもなく、仕方なく絵を描いた。金物屋に絵を見せたら「これだ」と出してくれたが、よく見ればトイレなどのカギに使うフックだった。4つほど必要だったのだが、カギの片方だけを複数個買っていく客に店主は終始合点のいかぬ顔だった。

 最近では自宅の居間の蛍光灯が故障した。蛍光灯ではなく安定器の故障なのだが、これは韓国語でも「安定器」で正しいのか自信がない。とりあえず最近はデジカメという心強い味方がいる。画像を見せればだれでも一発で理解してくれる。もっともこれで逃げているせいで、これらの日用品の韓国語名はいまだにわからずにいる。

【解説】
 ねじ込みフックが4つも必要だったのは、留学時代に住んでいた下宿で洗濯物を部屋で干すための洗濯ロープを設置するため。狭い部屋だったのでZ字型にロープを張りたかった。ねじ込みフックを韓国語で何というのかいまだに知らないし、金物屋で購入したトイレのカギも韓国語はわからない。ちなみにトイレのカギは日本語だと「あおり止め」というらしい。日本語の名称も知らないのだから韓国語で知らなくても仕方ないのかも。写真はモノタロウで売られているあおり止め。同社サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2011年11月14日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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