むかし書いた韓国コラム #601

 正月気分もすっかり消えてしまいまたいつもの日常に戻ってしまった。帰宅すると郵便受けに日本からの年賀状が届いていた。はがきによる年賀状が電子メールに取って代わって久しく、最近では親しい仲間内ではSNSで新年のメッセージをやりとりするようになってしまったが、やはり郵便でもらう年賀状はうれしいものがある。まして日本からはるばる海を越えてやってきたとなると喜びもひとしおだ。こちらは韓国に来てから郵便で年賀状を出すこともなくなっており、当然のことながら年賀状を送ってくれた知人にはなにも送っていない。ソウルの大型書店ではさまざまなデザインの年賀用グリーティングカードが売られていたが、こんなことなら買っておけばよかったか。

 しかし幸いなことに韓国は旧正月があるので年が明けても年賀カードはまだ普通に売られている。いまからでも遅くはないので旧正月に届くように準備をしてみようか。

【解説】
 年賀用グリーティングカードを買ったこともあるが、宛名を書いて切手を貼って…というのがめんどくさくて投函せずに終わってしまった。新年に間に合わなければ旧正月という手もあるが、それもめんどくさくなり、自分の中で年賀状を出すという習慣は失われてしまった。

(初出:The Daily Korea News 2013年1月10日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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