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むかし書いた韓国コラム #992

 11月11日は「ペペロデー」だ。「ペペロ」とは日本の「ポッキー」に酷似したスナック菓子。これが4本並んだ姿を連想させることに由来する。「ペペロ」を販売する韓国ロッテによると、1994年に釜山の女子中学生が互いの友情を伝え合い、「背が高くスリムにきれいになろう」という意味で「ペペロ」を贈り合ったのが起源という。現在では国民的行事として定着している。バレンタインデーやホワイトデーと異なり、老若男女だれでも気軽にプレゼントし合えるという気軽さも受けたようだ。

 日本では「ポッキー」を販売する江崎グリコが、「1」が6つ並ぶ平成11年(1999年)11月11日を「ポッキー&プリッツの日」に定め、毎年キャンペーンを行っているが、韓国のようなイベントとしては定着していない。

 ちなみに「ポッキーのパクリ」としばしば揶揄される「ペペロ」だが、記念日としては韓国のほうが5年早く登場している。

【解説】
 ペペロデーの由来についてはあまり知られていないようだが、公式サイトにも記述がある。またペペロデーの時期が近づくと新聞などでもその由来が紹介されたりもする。写真は公式サイトより拝借。

 
(初出:The Daily Korea News 2010年11月11日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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