食事をゆっくり味わう
私は、いつの頃からから冷え症になってきました。先日、NHKの「あしたが変わるトリセツショー」という番組で、「冷え症」が特集されていて、つい見てしまいました。
番組の中で、ゆっくり味わって食べるとポカポカになるという内容が紹介されていました。
それを見て、私は、最近、ろくに味わわず、早食いになっていることに気づきました。
子どもの頃は、食べるのが遅い方でした。最近は、食事を味わうというよりは、いつも気持ちが焦っていて、生きるために、とにかくエネルギー補給をするという感じです。
朝食は、通勤の時間を気にして、とにかく急いで食べる。昼や夜も、仕事やその他のことを「やらなければ」と思い、食事もやらなければならないことという感覚で、短時間ですませようとしていました。
急いで食べるのは胃腸にもよくないはずです。(確かに、腹痛や下痢も少なくありません。)
以前、マインドフルネスで食べ物に集中するというのを聞いたこともあります。
私はこんな性格なので、独身時代も食べられれば良いという感覚で、たいしたものを作っていませんでした。今は、幸せなことに、妻が健康も考えて、いろいろな料理を作ってくれます。そんな妻や、会社の食堂で食事を提供してくれる方にも失礼だったなと反省しました。
意識して、ゆっくり味わって食べてみました。そうすると、普段、意識せずかきこんでいたご飯やキャベツの微妙な甘さを感じることができました。いろんな味付けもあるのに、人生を損していた気がしました。
早く食べれば、胃に負担がかかり、食べ過ぎてしまい、血流も悪くなる。ゆっくり味わえば、体にもやさしく、リラックスもでき、作ってくれた方への感謝の思いもわいてきます。仕事などで忙しい場合も、むしろそういう時だからこそ、目の前の食事に集中して、オンとオフの切り替えをするのは意味があると思いました。
いつも焦っている方、リラックスできない方、体調がすぐれない方は、食事をゆっくり味わうだけでも、人生が楽しく幸せになりそうですね。
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