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やめる方法について読んでみました

ここ数年、今の働き方のままでよいのか考えています。思い切って会社をやめるか、そこまでしなくても、何らかの意味で今の働き方を改めた方がよいと考えています。そこで、気になった本を3冊読んでみました。書評というよりは、あくまで個人的に気になった部分やそこから考えたことのメモですが、役立ちそうなヒントがあれば、参考にしてみてください。

「やめられる人」と「やめられない人」の習慣

タイトルが「やる」ではなく、「やめる」という本で、読む前はネガティブな印象を受けましたが、自分の現在の心境にマッチしたので、つい読んでしまいました。

否定形ではなく肯定で目標設定する

「やめられる」というタイトルでしたが、やはり「やりたいこと」に焦点を当てるのがよいようです。「やめる」を目的にせず、やめた先に、どうなりたいかを考えると、やめられるようです。
やめるという否定形では、やめたいことが強化され、やめられません。例えば、「だらだらスマホを見るのがやめたい」と強く思うとスマホに意識が向いてしまいます。その代わりに「好きな小説を読む時間をつくる」といった形にすると、だらだらスマホを使ってしまう時間が小説を読む時間に変わり、気づいたら、スマホ時間が減るということです。

考えるより動く

私は、考えすぎて、動けなくなる方です。自覚はしていましたが、再認識しました。

100点を目指さない

考えすぎて動けなくなる原因でもありますが、完璧主義だと動けなくなります。全部、完全にやめようとせず、出来る部分からの方が実現できます。

イヤなことは死んでもやるな

「やりたくないことリスト」をつくる

やりたいことに向け目標設定し、計画を立てるのは、なかなかむずかしいものですが、やりたくないことは意外と書けるものです。やりたくないことを書きだしてみると、やりたいことにつながります。「やりたくないことリスト」は、「すぐにやめる」ものと、「いずれやめる」ものに分類し、それぞれ解決策を記載していきます。
日々、やりたくないことに時間を費やしていることを再認識しました。

「完璧な準備」より「すぐ実行」

『「やめられる人」と「やめられない人」の習慣』に書かれていることと同じで、完璧を目指して考えすぎるよりは、とにかく実行することが大切です。仕事のために英語を習得したいと思ったときに、英語が完璧になるまで勉強するより、海外に行って、失敗を繰り返しながら、身に着ける方がよほど早い。私は、自分に自信が持てず、自分に足りない部分は、まず勉強してからとやりがちです。実際、これで大丈夫と自信が持てるほどの、知識や技術が身につくことはまずありません。勉強の代わりに、失敗から学ぶぐらいのつもりで、行動した方がよいと思いました。

読書はインプットした内容があるうちにアウトプットする

本を読んだ直後は、いいと思っても、しばらくすると内容が頭から抜け、たいして役に立っていないことが多いものです。人に伝えることで、頭の中に定着します。実は、この部分を読んだのが、今、noteに投稿している理由です。

なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか

時間を大切にする

「時は金なり」は、あたり前のこととして、ほとんどの方が認識されていると思います。しかし、日本の会社は人の時間を奪うことに無頓着です。日本企業は生産性が低いといわれますが、生産性が低いから長時間労働になるのではなく、長時間労働だから生産性が落ちるそうです。

午前中を有効活用する

頭が回転するのは午前中なので、朝の時間を有効活用するのが大切です。私の場合、朝、会社に行くと、たまったメールの対応や、生産ラインのトラブル対応などで追われがちです。その後も、会議があり、自分1人で頭を使って考えたり、整理したりするような仕事は定時後ということもしばしばです。創造性が必要な仕事や、集中して考えるような仕事は、午前中に時間を確保できるようにしようと思いました。

睡眠は大切

著者は睡眠の大切さを強調しています。仕事が忙しいときや、やりたいことがあると、つい睡眠時間が削られがちです。睡眠時間は、会議やプライベートな予定同様、スケジュールとして外さないようにしようと思いました。

マクレランドの欲求理論

人間がどういったときに幸せを感じるかは、主に「権力動機」「達成動機」「親和動機」の3つのタイプに分けることができます。どの比重が高いかによって、どういった仕事が向いているのが分かれます。フリーランスは、達成動機タイプが向いているそうです。私自身は、達成動機と親和動機かと思いました。

人を成長させるのは「決断」と「責任」の場数

アメリカの保育園で、子どもがジャケットを着ていくかどうかを、子どもに決めさせるという例がありました。日本だと、親や保育士が、暑いからジャケットはいらないと、先回りして、口を出しがちです。そうすると、うまくいかないと、親や先生といった他人のせいにする子になります。ジャケットを着ていたら暑かったとか、着ていかなかったら寒かったという経験をすることで、自分で決め、責任をとれるように成長できるということです。親としては、つい失敗させまいとしてしまいますが、大事な成長の機会を奪わないようにしようと思いました。

まとめ

今回、3冊の本を紹介しました。いずれも体験談にもとづいているので、万人にあてはまるかはともかく、説得力があります。何らかの形で成功している人の内容には共通点が多くあります。
特に、準備や勉強に時間をかけるより、行動して学ぶというのが、今の自分には必要だと感じました。これまでもいわれたことはありますが、より強く感じました。行動の1つとして、noteに投稿していますが、様々な形でアウトプットを増やしたいと思っています。

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