クックパッドたんの江戸レシピ特集

クックパッドたんの「ほっこりレディオ」で、8月の特集として江戸料理が取り上げられていました。お料理の妖精たるクックパッドたんと江戸時代の料理ってどうなるんやろと思いましたが、リスナーの皆さんにも楽しまれていたようです。良かった、良かった。

面白いなと思ったのは「江戸時代は”少し前なので”、懐かしいなっていう方も多いかもしれません」っていう設定です。妖精ゆえに時間軸が異なるんですかね。これに対してリスナーも「参勤交代すげえきつかったゾー」「なつかしいなぁ」と数百歳になりそうなコメントをされている方もいました。

過去分、全部公開されているようなので、良かったら聴いてみてください。

2019/8/3 こおり豆腐


2019/8/10 茶巾たまご

 

2019/8/17 しめじ卵


2019/8/24 カステラいも


2019/8/31 わさび味噌


蛇足:妖精だから時間軸が異なるという設定について、物理的な考察を残しておきたいと思います。

時間軸が異なる理由として考えられるのは、この宇宙と空間が異なるということなのか、妖精の世界は重力が非常に強いのか、非常に早い慣性系にいたかっということになりますね。これをそれぞれ

- 別宇宙仮説

- 超重力仮説

- 超高速慣性系仮説

と呼ぶとします。

まず別宇宙仮説について検討しましょう。この宇宙と空間が異なると時間のみならず、基本的な物理法則は何も成り立たなくなるので、そもそも料理という「物理運動」も全く異なる可能性が高いわけです。クックパッドたんの発言を聞く限り、私たちの知っている物理現象の上で会話しているようなので、別宇宙仮説は棄却して良いでしょう。

超重力仮説はどうでしょうか。もし江戸時代がほんの少し前というくらいの時間の遅れを作るのはかなり強い重力が必要になります。これは当然、料理という物理運動も大きく異なることになります(そもそも生命が存在するのか、物質が形を保持できるかどうかすら分かりませんがw)。というわけで、別宇宙仮説と同じ様に超重力仮説も棄却されますね。

最後の超高速慣性系仮説です。俗に言うウラシマ効果ですね。ほぼ光速くらいの速さにまでどうやって加速したのか、あるいは私たちの慣性系までどうやって減速できたのか不思議はいっぱいですが、ありえるとすればこの仮説かと思います(とすると、クックパッドたんは妖精というか、宇宙人ということでしょうか?)。ですが、これも疑問が残ります。地球は46億年程度で、つまりは人類が登場して現在に到達するのに46億年かかっているというわけです。もちろん生物は多様な進化を遂げるので、もっと早くに人類が登場した可能性も考えられますが、それでもよくて数億年縮まるくらいでしょう。生物が誕生できるようになるためにはそれなりに時間がかかるわけですから。で、現在の宇宙の年齢は138億年程度なんですが、何が問題かというと、「超高速慣性系」の非常に時間が遅い系では当然進化の時間も長いわけです(私たちから見て)。超高速慣性系で、クックパッドたんくらいの進化を遂げるためには、私たちの系の時間の138億年で足りそうには思えません。うーん。やはりこの仮説も棄却でしょうか。

というわけで、全部仮説が棄却されてしまいました。。。

何か良い仮説を思いつかれた方がいらっしゃいましたら、教えてください。



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