週刊ヲノサトル season3 - vol.1 新春特大号 (2021.1.1.-1.22)

/ネット無料か有料か
/「逃げ恥」と思考実験
/いいこと言うイーノ
/エネルギーは使いきれ
/関西弁はイタリア語か
/怒りおじさん
/食いしん坊倶楽部の新年会
/1990年ごろ作った曲
/豚と白菜の無水鍋
/あなたが作る必要あるの？
/姓の廃止
/ハンバーグにパン粉は必要か
/ 冨安由真展 『漂泊する幻影』

他

1月1日 (金)

当然のことながら、食べて呑んでダラダラして１日が終わりました……。

1月2日 (土)

■ ネットの「無料/有料」について。

東浩紀「TwitterやYouTubeで『知の観客』をつくることはできない」 いまのネットにある「違和感」の正体

無料で公開してていいことってなんだって話なんですよね。

——宣伝効果だけなんですよね。

それも将来はどうなるかわかりませんね。いまだってフェイクとかポストトゥルースって言われてるわけで、これから10年20年たったときに、むろんSNSは存在し続けてるだろうけど、もう誰も信用しなくなって、SNSでいくら拡散しても実際の商品はピクリとも動かないっていう世界が来る可能性もあると思うんですよ。そしたら広告料も支払われないだろうし、廃墟みたいな存在になる。

結局のところ信用の問題なんで、無料コンテンツを人が信用しなくなる時代が来るんじゃないかなっていう気がするんですよね。たしかに再生はされてる、一瞬話題になってる、ただそれは結局なんにもならないよねと。

まったく同感です。だからこの『週刊ヲノサトル』も有料にしてます。

ちなみに「100円」という購読料を設定してるのは、読者にとって100円分の価値があるとか、執筆制作の手間がそのぐらいの対価だとか、そういうことではなく、共犯関係を結ぶための「お約束」のようなもので。

当方だって読者の立場としては、本当に読みたい記事には1000円でも払うし、お金払うほどの興味がなければ１円だって払わない。「100円払う」というのは、それだけでけっこう大きなハードルですよね。

だから本誌を読んでくださる皆さんに向けては、多少なりとも「お得感」があるよう、ツイッターでは削除した文章とか、公に書くと誤解や批判される可能性のある微妙な発言も掲載しますし、プライベートな写真もちょいちょい「お蔵出し」するようにしてます。

どうぞ引き続き、ご購読くださいますよう。（なんなら、もっと『サポート』してくれても良いんですぜ……）

1月3日 (日)