お茶の富澤_奥緑4

🍵Tokyo tea trip🌿 お茶の富澤『奥緑 kabusecha』

富澤さんの作るお茶のテーマは「まあるく甘い

十分に湯冷ましさせたお湯をそっと急須に入れ、最後の一滴まで注ぎ切るその丁寧な淹れ方にも富澤さんのお茶愛が感じられました。

「茶匠と語ろう」のイベントで淹れていただいた3種類のお茶(玉露、かぶせ、4代目ブレンド)の中で個人的に1番好みだったかぶせ茶を購入。

好みだったポイントは"まあるい甘み"が1番心地よく感じられたところ。

尖った苦味がなく、まろやかな甘みのお茶はイベントでも好評で、甘いお茶が好きな女性に特におすすめできるようなお茶でした。


おくみどり(奥緑)

商品の名前にもなっている「奥緑」というのはお茶の品種の名前です。

おくみどり」とひらがな表記で書かれていることの方が多いです。

この品種は、コクのある甘さと、渋味が少なく飲みやすいのが特徴の品種で、九州や京都で多く栽培されています。

日本茶の代表品種「やぶきた」とブレンドするお茶としてこの「おくみどり」が使われることが多いんだとか。


お茶の富澤『奥緑 kabusecha』

このお茶は、主に九州でつくられる「玉緑茶」(たまりょくちゃ)という種類のお茶を「かぶせ茶」という、摘採の前に(玉露は摘採の3週間ほど前から、かぶせ茶は10日〜2週間ほど前から被覆する)遮光資材で茶園を覆って栽培する製法でつくられたかなり珍しいタイプのお茶です。

(※黒い遮光資材で茶園を覆って栽培している様子です↑)

「かぶせ茶」は普通の煎茶に比べてまろやかな甘みが特徴のお茶なので、「おくみどり」を「かぶせ茶」にするのは"まあるく甘い"お茶を作るのにうってつけだと思いました。

低温でじっくり淹れるのが"まあるい甘み"を引き出すコツ。

ゆったりとしたお茶の時間を楽しみたい時にオススメのお茶です。

茶種:かぶせ茶
産地:熊本県益城町
品種:おくみどり
30g 500円
お茶の富澤。https://www.ochanotomizawa.co.jp/

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