紅茶のある風景

「お茶のある暮らし」

今日のお昼ごはんは、妻が近所のカフェで買ってきてくれたサンドイッチ。食べ応えがあっておいしそう...!

このサンドイッチに合いそうな紅茶として選んで淹れたのは、静岡県清水区の両河内(りょうごうち)で栽培された和紅茶。

渋みの少ないスッキリとしたやさしい甘みが特徴のこの和紅茶は、甘いお菓子とだけでなく、食事との相性もよくて、シーンを選ばず気軽に楽しめます。



この日は11月22日、「いい夫婦の日」でした。

今まで「いい夫婦の日」に何か特別なことをしたことはなかったけど、去年子どもが生まれてからというもの、夫婦2人だけの時間がなかなか作れていないので、この日くらいはゆっくり落ち着いたお茶の時間を共有したいと思い、妻の好きなラズベリーのケーキと甘さ控えめのフルーツタルトを買って帰った。


僕が帰宅したとき、妻は子どもと出掛けていて家には誰もいなかった。

「何時頃に帰ってくる?」とLINEをすると、
「あと10分くらい」
と、すぐに返信がきたので、急いでケーキを皿に移して、お湯を沸かした。

ちょうど紅茶を淹れる準備が整ったころ、妻と子どもが帰ってきた。

ケーキを買って帰ることなんて滅多にないので、少しびっくりしていたけれど、「おいしい!」と言って食べてくれた。


このとき淹れた紅茶は、ケーキの甘さを引き立たせるような、しっとりとした甘みと、フルーツの甘酸っぱさを邪魔しないスッキリとした後味が特徴の静岡県牧之原で栽培された無肥料・無農薬の和紅茶。

ちなみに、妻は和菓子を買って帰ってきた。
(この日が「いい夫婦の日」だということは僕に言われるまで全く気がついていなかったらしい...笑)
もちろん、こちらもおいしく頂きました。

わが家の「紅茶のある風景」は僕つくる。

元々はお茶屋さんに勤めていた妻がお茶を淹れていたのだけど、そのお茶があまりにもおいしくて、気がつくと僕の方がお茶を好きになってしまい、ついには勤めていた仕事を辞め、お茶屋さんに転職してしまった。


お茶の専門性を高めるために日本茶インストラクターの資格を取得し、それ以降、個人やユニットでの活動もしつつ、茶農家さんや急須作家さんに直接合いに行くほど、お茶に魅了されていきました。


未経験から茶業の世界に飛び込み、お茶に囲まれた生活を送るうちに、自分が飲むだけでなく、僕が淹れたお茶を「おいしい」と言って飲んでもらうこと、お茶の時間を共有することに喜びを感じるようになりました。

そして、妻が淹れたお茶を飲んだことがきっかけで、僕がお茶のおいしさに魅了され、人生が豊かになったように、次は僕が誰かの幸せに繋がるようなお茶を淹れていきたい。

来年早々には、お茶屋さんを卒業してフリーランスとしてお茶と関わっていく。
この日のわが家のような、まったりとした「紅茶のある風景」をもっとたくさんの方が気軽に楽しめるような世界をつくっていきたいと思います。




最後まで読んで頂きましてありがとうございました!