カネタ太田園

1本30万円のお茶も手掛ける、黄綬褒章 受賞者太田昌孝さんが作るお茶

天竜茶を高級茶のブランドにしたい

「天竜茶」というと茶業関係者や日本茶に詳しい方なら"高級茶"というイメージがありますが、そうでない一般消費者の方が"静岡のお茶"と聞いてイメージするのは「掛川」川根」あたりでしょうか。

東京のお茶屋さんに行っても天竜茶の幟は一本も立ってないけど、オレの生きてる間に絶対に幟をあげてみせる


太田さんは「天竜茶を高級茶のブランドにしたい」という強い思いで長年、最高品質のお茶作りに取り組んできました。


「自然仕立て」のお茶

茶畑というと、かまぼこのような形に丸く刈られた形が一般的ですが、太田さんが作るカネタ太田園のお茶は丸く刈られておらず、小さな木が立ち並ぶ「自然仕立て」と言われる方法で栽培されています。

ピシッときれいに丸く刈られた茶畑なら、機械で均一に刈り取ることができますが、木の高さ(摘採面)が不揃いな「自然仕立て」の茶畑は手で摘み取るしかありません。
機械を使って摘採(収穫)できないということは、お茶の木のお手入れも機械ではできず、全て手作業になります。
育ちが悪い枝や元気のない葉を見つけては一つ一つ手で切り落として行きます。

このようにして作られた最高級品のお茶は、何度も品評会で一等一席(一位)を獲得し、農林水産大臣賞や県知事賞を獲得しました。
また、「国際名茶品評会・世界名茶大賞」を受賞。「北海道洞爺湖サミット」の首脳呈茶に選抜。「2015ミラノ万博」への出展など、国内だけでなく、海外でも高く評価されています。


1本30万円のお茶

このように世界的に高い評価を得たカネタ太田園のお茶は、高級ボトリングティーを取り扱うロイヤルブルーティーで、太田さんの名前(昌孝)から取った「King of Green MASA premium」という商品でワインボトル(750ml)に入って1本2万円、第66回農林水産大臣賞を受賞した茶葉を使用した「MASA Super premium」は、なんと30万円!!

それほどの値段が付けられるほどの価値を持ったお茶。すごいですね。

一度は飲んでみたいものです、、、笑


カネタ太田園 浅蒸し煎茶『天竜の雅』

さすがにロイヤルブルーティーのお茶は買えませんが、60g 1500円の『天竜の雅』は手に入れることができました!(60g 1500円でも結構高い方です)

上品な甘みと渋みが重なった厚みのある味わいは格別でしたが、それより感動的だったのが香り!

一煎目を淹れ終わったあと、蓋を開けた急須に顔を近づけると、まるで大きな滝を見上げているときに浴びる新鮮な空気と同じくらいの清涼感がありました。(言い過ぎではない笑)

三煎目、90℃くらいの熱いお湯で淹れてもクセのある苦みが全く出ずに、一煎目に感じるような甘みがまだ残っているのも、これがいいお茶であるということを改めて感じさせてくれました。


最後まで読んで頂きましてありがとうございました!