お茶の味の違いが分からないのはなぜ!?
「お茶の味の違いって分かりづらい」
ペットボトルのお茶を飲んでみても「甘みがあって美味しい」とか「これは苦み強いなぁ」とは思うものの、実際「どこがどう違うの?」と聞かれたら、なかなか答えづらいと思います。
そこで今回は、なぜお茶の味の違いが分かりづらいか?と、お茶の味の違いを楽しむちょっとしたコツをご紹介しようと思います!
まず、なぜお茶の味の違いが分かりづらいのか?ということ。
それはあなたが味音痴だからというわけではなく、お茶の「品種」が同じであるからです。
現在、日本で栽培されている品種は品種登録されていないものを含めると100種類以上になりますが、その約75%が「やぶきた」という品種のお茶です。
二番目に栽培量の多い「ゆたかみどり」という品種でも全体の約5%ほどで、ほとんどの品種が1%以下になります。
また、一般的に流通しているお茶のほとんどがブレンドされているお茶なので、ほとんどのお茶が「やぶきたメイン」のお茶になるわけです。
そりゃどれも同じ味になるわけだ。
もちろん、同じ品種でも、産地や栽培方法、摘み取ってからお茶っ葉になるまでの製造方法の違いによっても味わいは大きく変化しますが、甘みが強め....とか、香りに特徴がある...など、だいたい同じ特徴を持った味わいになります。
逆を言えば、品種が違えば全然違うお茶が楽しめる!というわけです。
普段、あまりお茶を飲まない方に「やぶきた」と「他の品種」を飲み比べていただいても、かなりの確率で味の違いに気が付きます。
そのくらい品種が違うと味わいが違うのです。
そこで、品種ごとの味わいの違いを分布図にまとめてみました。
この分布図はあくまでも標準的な味のイメージなので、製法や産地によっても大きく異なりますが、けっこう参考にはなると思います。
例えば、「やぶきた」「香駿」「あさつゆ」の3種類を飲み比べると味、香りの違いがはっきりとわかると思います。
品種ごとの味わいの違いを楽しみたい方は、ルピシアに行ってみて店員さんに聞いてみると結構詳しく教えてくれます。
(古くからの日本茶専門店だと品種のお茶を取り扱っていないお店が多いのです)
ルピシアのお茶は商品名のほとんどに品種や産地の名前、味の特徴などが書かれているので、初心者の方でも選びやすい商品ラインナップになっています。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!