美濃加茂茶舗の店長になるまでのお話
2月5日にめでたくオープンした美濃加茂茶舗
あっという間に1ヶ月が過ぎ、気付けば3月。茶畑では厳しい冬の寒さを乗り越えた新芽が顔を出そうとしています。
お客さんから「どういった経緯でここでお茶屋さんを始めようと思ったんですか?」ってよく聞かれるので、ぼくが美濃加茂茶舗の店長になるまでのお話を綴ろうと思います。
ぼくはもともとお茶屋さんの家に生まれたわけではなく、名古屋の日本茶専門店でアルバイトをしていた妻の紹介でお茶屋さんに就職することになりました。ちょうど3年前のことです。
お茶屋さんでは、新規顧客獲得のためにHPやSNSアカウントを作ったり、オンラインショップを始めたりしましたが、売上が伸びてもインターネットを使った営業スタイルが受け入られらずサイトは閉鎖(協力してくださった方々、すみませんでした)。
会社に頼らず個人でお茶を仕事にして生きていけるようになりたい、と受験した日本茶インストラクターの資格試験に合格して以降、個人的にイベントを開催したり、SNSで情報発信していくようになりました。
この時期いろんなイベントに参加していて、SNS経由で知り合った人たちと積極的に交流していました。
そんな中、去年の4月に行われたIDENTITY名古屋主催で行われたMINGLEプロジェクトのイベントで、現在、美濃加茂茶舗で一緒に仕事をしている新世紀工房の田口さん、森本さん、IDENTITYの代表の碇さんとお話しさせていただく機会を得ました。
碇さんのことは、milieuの記事や、嬉野茶時のプロジェクト(#mediacruise←このタグめっちゃいいから見て)で知って(ガチャ回しニートってなんやねん...)と思いつつフォローしていつも投稿をチェックしていました。
このMINGLEのイベントに参加して以来、東白川村にある新世紀工房に遊びに行って、茶工場を見学させていただいたり、
IDENTITYのイベントやMINGLEのDIYに何度か参加したりしていました。
去年の夏、碇さんの「伏見のあたりでいい感じのbarを発掘するチームを作りたいけど、誰かいない?」みたいな気まぐれツイートに乗っかり、一緒に飲みにいくことに。(2軒くらいハシゴして終電近くまでがっつり飲んでた。笑)
そこで、「今度IDENTITY ACADEMYっていうゲスト呼んでのイベントを企画してるんだけど、誰かゲストに来て欲しい人いる?」と聞かれ、
「ずっとnote読んでるので最所さんがいいです」と答えたらその場で最所さんに連絡して、本当に実現してしまいました。
そのイベントが開催されたのが10月。
この頃、色々と行き詰まっていてこれからどうやって生きていくべきか、というのを真剣に思い悩んでいた時期でした。
イベント終了後、会場に残っていると、
「最近どう?」と碇さんに声をかけていただき、近況についてあれこれ話してたら、
「うちにお茶わかるメンバーいないから美濃加茂茶舗手伝ってくれない?」と言われ、
「やりたいです!」と即答。
そんなこんなで美濃加茂茶舗の店長になったわけです。
この経緯を話すと「ものすごい偶然の出会いが重なって今に至る、といった感じですね!」
と、言われるけど、ホントにそう。
感謝の気持ちでいっぱいです。
思った以上にうまくいかないことも多く思い悩むこともありますが、伊藤を店長にしてよかったと思われるよう、期待された以上の成果はあげたいしたいし、日本茶のおもしろさ奥深さを発信できる力を身につけたい。
みんな美濃加茂来てね。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!