"在来"のお茶ってなに!?〜つちや農園 懐香茶〜 #エコ茶会 戦利品vol.4
なおぽんです。
エコ茶会戦利品vol.4
【つちや農園 懐香茶】
まだ飲む前。
急須の中から力強い芳醇な香りが漂ってきた瞬間に
「はい、これ絶対うまいやつ」
そう確信した。
濃い緑色が特徴的な茶葉です。
すでにこの時点でうま味をぎゅっと閉じ込めたような香りが…!
澄み切った黄金色がキレイな水色(すいしょく)。
口にした瞬間に感じた力強いうま味が、スーッと消えるのではなく、後味として跳ね返ってくる感じがあって、めちゃめちゃうまい!!!
いやぁ、大満足です...!
在来ってなに?
お茶は「自家不和合性」という自家受粉では受精しない性質があります。
つまり自然交配によって出来た種は元のお茶とは違う性質になるので全く同じお茶ではありません。
今では「やぶきた」「おくゆたか」「香駿」などといった様々な”品種”のお茶がありますが、
昭和20年代後半までの茶園は、自然交配によって出来た種をまいてお茶を育てていたので、雑種が混在した茶園でした。
性質の違う雑種が混在していると、品質、収量、芽の出る時期などがバラバラになります。
そこで、在来種の中から優れた特性を持つ茶樹を選抜し、栄養繁殖(挿し木)で増やしていきました。いわば"クローンのお茶"ですね!
その中で「やぶきた」という品種が、栽培のしやすさ、味の良さ、収穫量が多いことから、昭和30~40年代にかけて急激に栽培面積が増えていき、ピーク時で80%以上が「やぶきた」になりました。
(現在は70%くらい)
日本茶の品種についてはこちら↓
とはいっても「在来」がダメな訳ではなく、むしろ「在来のお茶」は、挿し木によって広まった「品種のお茶」とは違い、根が地中深くまで伸びているので、「品種のお茶」と比べると、よりミネラルの吸収能が高く、味や香りに厚みがあるのが特徴です。
他のお茶(品種のお茶)に比べて、茶葉の形や色がバラバラなのも「在来のお茶」の特徴でもあります。
つちや農園さんのお茶エコ茶会で7種類買ったから他の6種類も楽しみだ〜
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!