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本社が「仮オフィス」になりました

ワンダープラネット取締役CFOの佐藤@aksatooです。2月末に名古屋本社を移転したのですが、なぜそれを「仮オフィス」としたのか、その背景や経緯をきちんと文字に落とそうと思い、note書きました。

要約
・すべてはミッション「楽しいね!を、世界中の日常へ。」のため
ミッションに先んじてコスト増となることは選ばない
・名古屋不動産市況は非常に強気で探すタイミングに良くなかった
・とはいえ、利便性と出来る限りの機能性の確保はホント大事
・結論は仮オフィス、「以前に居たビルに一旦戻る」ことを選んだ

序章

ワンダープラネットは、ミッション「楽しいね!を、世界中の日常へ」を掲げ、2012年に名古屋で創業しました。スマホ向けエンターテインメントサービスの会社として、現在は主に『ジャンプチ ヒーローズ』、『クラッシュフィーバー』の開発・運営を国内外で行っています。ベンチャーなので、当然ヒト・カネ・時間のリソースは限られており、ミッションからブレイクダウンして大事な順番に如何にフォーカスさせるかが会社の基本方針です。

昨夏に私にて創業来の投資先行フェーズが終わりつつあるとのインタビューを受けました、その後も幸いに会社は順調に成長を続けております。

さて、今回は2月末に行った名古屋本社移転のお話。現在、全社で約200名、名古屋本社には約100名が居ます。前名古屋本社は名古屋主要駅の一つ「栄駅」から地下道直結の徒歩数分、雨に濡れない!と利便性良く、最上階で1フロア1テナント利用の約400坪。一方で、再開発前提の物件だったので、期間は有限ながらその分周辺物件より坪単価が安い!その契約終了が予定通り来てしまった。。ので、、泣く泣く次の移転先を探し始めることとなる。。

なお、渋谷オフィスも以前は再開発前提のビルに居て、その契約終了が来て近隣にたまたま良いビルがあったので引越ししていました。

検討背景

まず周りをリサーチ、通勤など利便性の観点から「名古屋駅」〜「栄駅」の徒歩圏。1フロア約400坪が理想、がこだわりすぎると候補ないかもと上下フロアもあわせて探す、ビルグレードによるところもあるが、過剰投資にならない範囲で坪単価はそりゃ抑えられれば良いに決まっている。

リサーチ結果、名古屋都市部の空室率が低い環境を背景に、条件に合うビルがまあ出てこない。。候補はホント二極化、坪単価が数倍、弊社渋谷オフィスより高いって、、か利便性や機能性を明らかに失う。。坪単価数倍を契約で例えば2年以上をコミットは当然判断が慎重になる、一方で利便性や機能性は失えない。。さぁどうしたもんか思った時、ふと浮かぶ!そうだ、以前に居た元のビルはどうだろうか!立地は隣。思い立ってすぐオーナーに連絡する。

振り返って良かったのはスピード感、上下階で合計約400坪の空室が残っていた。。前ビルと同じ「栄駅」から地下道直結の徒歩数分、雨に濡れない!再開発前提のビルで期間は有限ながら周辺物件より坪単価は安い!であれば、次は中身を前ビルからなるべく機能性を落とさないよう努めるのみ。

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今回気を付けたのは、上下フロアに分かれたため、執務室と来客の会議室等を上下フロアに導線で切り分けたこと。執務室のみでも仕事が回るよう執務室内に簡単な打ち合わせができる場所も散りばめる。一方で、会議室フロアにあるホールではランチなどをリラックスして過ごせるよう「土禁」へのチャレンジなど。移転直後はいつも通り課題が山積します、常に社員の声に耳を傾け、可能な改善を行い続ける姿勢が最も大事だと思っています。

社員への告知

仮.001

月1回、全社集会をしています、アナウンスはその場でしました。社員に伝えたメッセージは「仮」。現在の不動産市況は移転先を探すタイミングに良くない、また賃料増を契約で数年間コミットすることの会社のリスク、を素直に話し、次の移転までの準備期間と。

が改めて、これから最も肝要なことは「仮」ということを皆が忘れないことだと思っています。ビルの見通しとして、ある程度居ることは実際出来るとは思います。が、現在のオフィスに安住する気持ちを持つことなく、ミッション実現、事業進展とともに近い将来に名古屋本社を移転しようとなる未来を当然僕らは望んでいます。

むすび

今回、個社要因だけでなく、名古屋の不動産環境など総合的に考えた結果、結論は以前に居たビルを「仮オフィス」にすることを選びました。が、近い将来に、次に移転する新オフィスで振り返って、「まさかあの時、前のビルに戻るとは思わなかったわぁ」とか、笑って思い出話している未来にすることの方が大事だと思っています。

今回、最もお伝えしたかったことは、ワンダープラネットの考え方です。すべてはミッション「楽しいね!を、世界中の日常へ。」のため、状況に柔軟に、情報はウォッチしつつも、ミッションに先んじてコスト増になることは選ばない。今回のようにタイミングが合わないことは一旦立ち止まることも選ぶ、が未来の状況次第でまた移転することも全然あり得る。この移転を通して、考え方を伝える機会になればと思います。