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フルーツトマトの話

私は『東北のハワイ』福島県いわき市で年間約1500tのトマトを栽培しているトマト農家。

トマトの美味しさの指標に『フルーツトマトか否か』があり、トマト栽培をしていると、フルーツトマトないの?と聞かれることがよくあります。

フルーツトマト=甘くて美味しい

とイメージされることが多く、多くの方々のトマトを買う時の指標であり、ある種のブランドにもなっています。
そして食品規格に厳格な我が日本(農水省)ではフルーツトマトをこう定義しています。

『糖度8以上のトマトをフルーツトマトと呼ぶことが多い』(曖昧すぎるーw)

つまり、フルーツトマトの定義や表示ルールは無く、そこそこ甘いトマトをフルーツトマトと言っちまえば(ブランディングして)そのトマトはフルーツトマトとなり、スーパーの棚の良いところに並びます。

話はズレますが、これまでの経験で人間の味覚ほど叙情的で曖昧なものはなく、全く同じトマトを食べて甘いと言う人もいれば、そうでもないと言う人も必ずいます。さらには同じ糖度のトマトを同じ人に別々の日に食べてもらった時に、甘いと言ったり甘くないと言ったり💧(うちの娘)
実際に体調やテンションで味は変わります😂

面白いのは『元木(私)さんの説明を聞いてから食べると、より美味しい』とよく言われること。
んな訳あるかーい。と心の中で思いながらも、そこそこ美味しいトマトがあり、そこに生産者の想いやこだわりがエッセンスとして加わった時、そのトマトは最高のフルーツトマトになる。(と信じてる)
生産者たる者、その気持ちを大切にしたい。

だって、

にんげんだもの。
トマヲ

追記
※上記の理由などにより固定観念無く食べてもらいたいと思い、うちのトマトはフルーツトマトとは呼んでいません。
※真面目な話、トマトの美味しさは『甘味と酸味のバランス』だと思います。適度な酸味があるからこそ甘味が引き立つ。
昔、スイカやトマトに塩をかけて食べていたアレです。(昭和の人間しか解らないやつ)

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