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こんにちは。ワンダーケアプロジェクトです。

「ケア」=「いつも気にかけている」。

わたしたちは「ケア」という言葉に注目しています。
「ケア」とは何か。「ケア」=「いつも気にかけている」と捉えることができます。「ケア」は看護やヘルスケアなどの健康面でのイメージが強いかもしれませんが、地球のケア、地域のケア、自然環境のケア、社会のケア、会社やお店のケア、家族のケア、友人のケア、自分のケア。本来はとても幅の広い言葉だと思っています。ワンダーケアプロジェクトは、「ケア」という言葉の多面的な意味を通じて、これからの人、製品、サービスなどとの関わり方、付き合い方を問いかけるプロジェクトです。

常に新しさを求めることや、知識や経験の量に縛られること、現れては消えていく物事とは少し距離を置いて、「ケア」そのものを再考し、今すでにみなさんが日々の中で行っている「ケア」に新しい意味を与えたいと思っています。

「いつも気にかけている」状態。

これは「気にしている」、「監視している」とは全く反対の領域です。
そうしなければならないから行動する、ではない世界。
当たり前にみんなが共通の中にいることを認識し、当たり前に共に存在していることを認知している状態。この状態を前提としています。
ですから、「受け手」と「送り手」という立場は存在しません。
誰かが何かの役割である必要はなく、ただ「気にかけて存在する」ことこそが、その全ての意味を共存させていることに繋がります。
一人の中にどちらも包括して存在するカタチが、「ケア」の状態です。

もし「ケア」が無ければ。

もし「ケア」の状態がなければ、気にかけることがなく、気にかけられることもない。「たった一人きり」の状態になってしまいます。それはとても寂しく、同時に存在を感じることも薄れてしまうでしょう。しかし、これはイコールこの世界に生存する限り起こり得ません。気にかけるべきでないことなど存在しないからです。
逆を言うと、気にかけるべきだから全てのものは存在します。

気にかけなければいけない時代へ。

2011年、わたしたちは大きな震災を経験しました。その他様々な自然災害、世界的な事件や事故など立て続けに起こり、そして2021年のいま、新型ウイルスの猛威によって、わたしたちは個人に対しても、企業に対しても、「このままでいいのか」とはっきりと突き付けられました。
例えば大量生産・大量消費を経て経済は格段に成長しましたが、その影にはたくさんの犠牲を払っています。環境や雇用の問題、健康被害や格差問題など。永続的に過去の手法を続けることは破壊を意味することであると、人はようやく理解できるタイミングになりました。
必要な情報や商品と、必要のない情報や商品。この差は人工知能やテクノロジーの進化によってより明確に暴かれます。わたしたちの「本当の声」はSNSなどで即時に発信され、本当の情報や商品、サービスのみがテクノロジーによって精査され残っていくことでしょう。
わたしたちは、あらゆる課題に対してもう目をつぶっていられる時は過ぎました。気にかけなければいけない時代が始まっています。

永続的に「ケア」を目指す。

これまでの在り方に対して個人も企業も、あらゆる人や物事が目指すのは「永続的なケア」です。未来に対して永続的に「良い」と言えるかが大きな判断軸になっています。
例えばビジネスであれば、近江商人の考え方「三方よし」にプラスアルファもう一つ。「売り手よし」、「買い手よし」、「世間によし」にプラスアルファ「未来に対してよし」を付け加えていくような、そんな「四方よし」を現在の社会は目指しています。
そしてわたしたちはその四方は、企業や活動するチームにとって多様な方向と、多様なサイズの幸せ感で良いと考えます。大きな数字を目指す=大きな影響力と価値になる、といった大量生産・大量消費の考え方ではなく、「永続的にケア」を目指せるそれぞれの幸せのサイズで実現できればと考えています。

みなさんと一緒に。

わたしたちの考える「ケア」は、わたしたちだけの特別な、革新的なものでは決してありません。むしろ普遍に存在する心そのものです。わたしたちのプロジェクトだけではなく、あらゆる企業や団体、行政や個人がいま、同じく「ケア」の実現に向かって歩んでいます。それらがそれぞれに行動し、少しずつ舵を動かしていけば、きっとそれが繋がり、広がり、社会の景色が少し見晴らしの良い方角へと導かれていくことと信じています。

共に存存することを多様に伝える。

それぞれが共に存在することを認識する=「気にかけている」状態です。しかし、自由にあらゆる物事を選択できる社会に生きている私たちにとって、共に存在していることを認識する機会は時代の進化スピードに比例して薄れていっています。これは生命を宿すものにとって、とても大きな課題であるとわたしたちは感じます。
わたしたちは多様な生き方を認めながら、その中に「共に存在している」とあらゆる人が日常の中で感じ取れるような活動を目指します。
その手法は製品やサービスを通じて届けることかもしれませんし、メディア発信や書籍、アートを通じてかもしれません。これからの未来がより多種多様に、より自由に選択できるものであるために、そしてそこに生きるみなさんと一緒に作っていくために、考え得る様々なカタチで届けたい。そう考えています。

「これからのケア」のカタチをみなさんとつくっていくために、そこに向かうための舵の一つになる活動や行動、考え方をわたしたちは応援しています。
見晴らしの良い景色へと未来を進めるには、わたしたちの活動は小さな1つの出来事かもしれませんが、ワンダーケアプロジェクトをあたたかく応援していただけると幸いです。


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