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コロナ渦中で働く妊婦さんの支援

こんにちは☆
緊急事態宣言が解除されて、いかがお過ごしでしょうか。

自粛の影響で、地元で愛されるお店や歴史ある宿などが閉店・倒産するの見るにつけ、胸が痛み、複雑な思いでおりました。

一方、会社や学校に”行かなくてもよい”、”行かないことが推奨される”社会状況に、専業主婦にも関わらず、プレッシャーから解放されるような感覚がしておりました。

もちろん自由に遊べたりする解放感はないにせよ、夏休みや春休みの学生のような。お正月休みに入った会社員のような。不謹慎と言われるかもしれないけど率直な気持ち。

私も今は子育て専念中ですが、数年前まで普通に学生・会社員をしてきて、満員電車に詰め込まれて、毎朝同じ時間に職場に”行かなければならない”ことや、テストの点で評価される学校に”行かなければならない”ことに、どちらかといえばプレッシャーや苦しさを感じていた方です。

なので、そんなに自分を追い詰めて、必死にならなくてもいいんじゃない?少しスローダウンして、自分に何が大切か見つめてみない?って考える時間を与えられたような、ふと方の力が抜ける思いでした。

そんな中Twitterで、働く妊婦の方の支援を訴えている政治家の方を見つけたのですが、それにリツイートしたり反応する数の少なさにはっとしました。

妊娠中の女性というのは、今の社会のなかではかなりマイノリティです。妊娠期間の9か月を過ぎて、産まれてしまえば当然もう妊婦じゃなく、怒涛の育児生活に巻き込まれます。妊婦だった記憶もどんどん遠のきます。

そうなると、妊婦を守ろうとか、妊婦を支援しようっていう声を当事者が上げようとすると、それはそれは少ない、小さな声になりがちなのです。

私も今現在妊婦ながら、多様な妊婦さんへの理解がいかに欠如していたか、恥ずかしながら思い知りました。
(脱線しますが、妊婦検診も保険適用外で、病気じゃないから当然とされていたり、お金がないなら子どもを産むなと言われたりしますが、少し疑問に思っても意義を唱える人はほとんどいないように思います。)

厚生労働省が発表した2019年の統計によると、日本人の国内出生数は86万4千人。人口1,000人当たりの出生数は、地域差があるものの約7人程とすると、妊婦の割合もだいたいそのくらいと思ってよいでしょうか?

電車に乗ろうが会社に行こうが、妊娠中の女性はだいたい、理解者や仲間が少ない状況で、席も譲ってもらえず会社でも厳しい扱いをされてしまうことがあります(そんな中で少なからず心優しい人に出会うと、神々しく輝いて見えて涙が出ます)。

ただでさえそんな状況で、コロナウイルスの影響により特に医療従事者の方や保育・介護職の方など業務上のより強い負荷がかかっている妊婦さんが現にいるんですよね。

または派遣の方で、休みたいと言えない。勇気を出して言っても休ませてもらえない。休んでしまったら戻る場所がなくなるかもしれない。

そんな中カビの生えたマスク配布。。笑

先日予算案に、妊婦を休業させた会社に対する休業補償が盛り込まれたそうですが、制度がなくても(あるに越したことはないですが)一人でも多くの妊婦さんが安心して過ごせるといいなと思います。

新しい命を育むという、とても大事な時期を過ごしている妊婦さんが大切にされないのは、妊婦の数が少ないからというのは全く理由にならないと思うのですがね。。

とはいえ、自分自身が今妊婦だからこのように取り上げたものの、一人ひとりの立場に応じて環境や考え方が全く違い、相手を思いやる、理解することが難しいのは事実。同じ妊婦でも、100人いたら100通り考え方違います。

なので少なくとも、様々な立場の人がいるんだということ、感じていることがみんな違うということ対して心をオープンにしておきたいとあらためて思いました。

妊婦さんに限らず、その立場の人が本当に求めているものは何か、しっかり聞いて話し合って、その人に必要なものが届くようになったらいいな。

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