与田太郎

1991年からレーベル活動開始、WONDER RELEASE、HORIZON、SLYE…

与田太郎

1991年からレーベル活動開始、WONDER RELEASE、HORIZON、SLYE、KiliKiliVillaで活動 https://twitter.com/YODATARO kilikilivilla.com

最近の記事

Solarstone来日記念『Seven Citiesとその時代と背景』

Solarstoneをフューチャーしたパーティー『ONE AND ONLY』がいよいよこの週末に迫ってきた。コロナで沈んだ東京のパーティー・シーンも新しいクラブであるZERO TOKYOがオープン、エリック・プライズの初来日が実現しGWには大小様々なパーティーが開催されようやく動き始めた。そんなタイミングにONE AND ONLYのゲストとしてSolarstoneが来日する。Solarstoneといえばもちろん「Seven Cities」、この曲がリリースされたのが1999年

    • パーティーの夜明けについて

      COT presents SUMMER 2020 OPEN AIR RAVE https://iflyer.tv/event/329141 今週末はageHaで3月以来のDJをやります。このパーティーはageHaの野外エリアの3フロアを使ったオープンエアー・パーティー、ビーチではないけれど海沿いの素晴らしいロケーション。今年は世界中でパーティーがない夏となってしまった、今週末はじゅうぶんに感染症対策をしたうえでの貴重なパーティーとなるだろう。今回僕はパーク・ステージの夜明け

      • トクサツガガガ!

        ウォー!、こんにちは『トクサツガガガ』にハマりまくって日常業務にも支障がでそうな与田です。 小学一年生で手塚治虫に出会い、早46年。まもなく半世紀、50年という時間を漫画とともに生きてきました。 ジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオンから10代にはいり別マ、ぶ〜け、LaLa、花とゆめ、それから青年誌ブーム、モーニングやスピリッツの創刊、社会人になってからはビッグコミックとオリジナルもにも行きました。どんだけ漫画読んでる人生か、我ながら呆れる部分もあります。30代後半から

        • 再掲:オーウェン・ジョーンズについて

          KKV MAGAZINE 2019年4月22日公開の記事の再掲載です。 1984年生まれの若きジャーナリストであり、政治的なアクティビストでもあるオーウェン・ジョーンズによる『チャヴ』 (弱者を敵視する社会)は一昨年に読んだ本の中で私をもっとも興奮させ、刺激を与えてくれた1冊だった。そして去年の年末に邦訳が発売となった『チャヴ』の続編ともいえる『エスタブリッシュメント』(彼らはこうして富と権力を独占する)は私にとって間違いなく今年一番の刺激を与えてくれた本である。 『チャ

        Solarstone来日記念『Seven Citiesとその時代と背景』

          Tedeschi Trucks Bandを見た!

          去年念願のテデスキ・トラックス・バンドのライブをみることができた。 ここ数年は毎週ライブハウスでバンドを見る生活が続いている。たぶん今が人生で一番ライブを見ているはずだ。 これだけステージの演奏を日常的に見続けるとなにが良くて、何がダメなのかもそれなりにわかるようになる。 けれど、昨年のテデスキ・トラックス・バンドのライブは全く意味が違った。 スーザンのボーカルはまるで女スプリングスティーン、12人編成のバンドは一人として無駄な音がなくデレクのギターは言葉にできなかった。

          Tedeschi Trucks Bandを見た!

          再掲:1987年のこと

          KKV MAGAZINE 2019年12月16日公開の記事の再掲載です。 The House Of Loveのデビュー・シングル「Shine On」が英OPTIC NERVEというレーベルから7インチで再発となった。国内流通はディスク・ユニオン、この再発の国内流通分のライナーを担当してます。 僕にとって「Shine On」はとても思い出深い曲なので、ライナーでは触れることのできなかった当時の状況を書いてみます。 https://diskunion.net/indiealt

          再掲:1987年のこと

          再掲:MADCHSTER NIGHT

          この文章を書いてからもう20年! 1989年、その年の冬僕はロンドンにいた。 この年はまさに奇蹟と言ってもよかった。STONE ROSESが1stをリリースしアシッド・ハウスの嵐はイギリス中を吹き荒れており、12月のロンドンHMV,TOWER,VIRGINの壁一面にはSOUL II SOUL,808STATE, DE LA SOULそしてFOOL'S GOLDが埋め尽くしていた。ROUGH TRADEのショップではInspiral CarpetsのCOOL AS F**K

          再掲:MADCHSTER NIGHT

          再掲:巨大なパーティー:ウエストバム自伝とHave a Nice Day!『The Manual』

          KKV MAGAZINE 2017年3月22日公開の記事の再掲載です。 踊ることは僕に音楽を別の次元で感じることを教えてくれた。 ほとんど奇跡としか思えない体験の数々をもたらしてくれたのはパーティーだった。 もう毎週パーティーに行くことはなくなってしまったけれどあのダンスする感覚はまだ忘れることができない。 そして、気が付けばはじめてパーティーに飛び込んだ95年の熱い夏からもう20年以上が過ぎた。 そろそろあの現象がなんだったのか振り返ってもいい時期だ、と思っていたところに

          再掲:巨大なパーティー:ウエストバム自伝とHave a Nice Day!『The Manual』

          JAGATARA アケミ30年目の追悼『おまえはおまえの踊りをおどれ』

          90年1月27日にアケミが亡くなってから30年、つい先日からJAGATARAの音源がサブスクリプションでも聴けるようになり、主要アルバムがアナログで再発もされた。そして今日、渋谷のクアトロではJAGATARA 2020としてライブが行われる。80年代の日本でひときわ異彩を放った彼らの音楽はバブル景気に湧く日本で違和感を感じていた人々を強烈に惹きつけていた。本書はメンバーや当時の関係者のインタビューを中心にもう一度JAGATARAがどんな存在だったのかを捉えようとする企画だ。あ

          JAGATARA アケミ30年目の追悼『おまえはおまえの踊りをおどれ』

          11/30 ONE AND ONLY AIRWAVEにむけて

          いよいよ今週はAIRWAVEの活動20周年を記念した来日イベントが渋谷のR-Loungeで開催される。 え、もう20年、彼の「Above The Sky」や「Lady Blue」で踊ってからもうそんなに経っているのか。 気がつけば僕がパーティーに出会ってから25年、昨日のことのように感じていたけどもうかなりの時間が経っている。トランスというジャンルももう歴史の一部になっているのだ。 最近はすっかりロックの現場ばかりなのだが、僕自身の音楽歴の中で一番大きな出来事はあの90年代後

          11/30 ONE AND ONLY AIRWAVEにむけて