徒然日記2023/05/03

長期連休ならではという事で、田舎の地方都市でのんびりと一日を過ごしている。
普段は腰を据えて出来ない超大作を読み込んだり、思索に耽ってみたり、こういう営みは金に換えられない贅沢な時間だと感じる。

とはいえ、フラッとどこかに出かけようものなら、知人に遭遇し、世間話に持ち込まれる可能性の高い田舎で毎日生活する事は、
現時点では考えられないし、退屈で死にそうな気持ちになるだろう。

あくまでも大都市の刺激的な日々からの一時的な逃避先として、生活するから幸福度を実感出来るのだと思う。

またもう少し歳を重ねた時は、違った感覚を覚えるのかもしれないが。

10代や20代こそ、変化の大きな場所に身を置き、多種多様な人種と交わってほしいと他人には良く伝えている。

しかしながら、
大都市の人々の一員として生活していると、そのスピード感や情報量につい麻痺してしまいそうになるが、

そこから脱する期間を設けてみると、落ち着いて客観的に考える事が出来、個人的には欠かせないルーティンになる。

SNSをふと眺めてみると、個々人のライフスタイル、生き方がとても鮮明に現れるのが長期連休時だと思う。

アクティブに国内外旅行に出て、キラキラした光景をアップする人もいれば、地元仲間と飲み会、BBQ、イベントに興じる人もいる。

スポーツに勤しむ人もいて、本当に様々である。

個人的には過去の思い出に浸る事に心底興味が無く、旧友と会う事にも正直気乗りする訳でもない。

やはり同じように今、リアルを生きている友人と会話したり、接する機会が多くなる。

別に過去にトラウマがある訳でもなく、自分の中では沢山の良い経験を経てきたと思っているのだが、
昔話に華を咲かせる事自体が、自分自身の停滞を感じるようで好きではないのだ。

そのように生きていると、段々過去からの友人関係は疎遠になり、話題にも出なくなるものだが、
それぐらいライトな感覚の方が余計な衝突もいざこざも無く、精神的には平穏を保てるのが自分だと割り切っている。

連休に限らず、日々の予定を忙しく埋められる人種に一種の憧れが無いわけではないが、自身のキャパシティを考えても、それは現実的ではないし、むしろストレスを溜め込む結果が見えている。


日々に出来るだけ、余白を持たせて、時間的に余裕があり、客観的には暇だと思われているぐらいの生活が理想系なのだ。

社交性と自分の生活のバランスをどう上手く保っていくか、答えにどうしても悩んでしまう長年のテーマである。




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