身近に迫るコロナウイルスとワクチン接種
私のお客様から新型コロナウイルスに感染した、とのお電話があったのが2週間前くらい。
電話口ではとてもお元気そうだったのに、それから二日後急遽入院したとのこと。
自宅で一人療養していたが、発熱、呼吸困難、咳が酷くて、入院となったという。
これまで、感染してもほぼ無症状の方のお話しか聞いたことが無かったので、今日退院されたその方のお話はとても生々しく、心に深く恐怖を覚えたので書いておく。
その方は一人暮らしだったので、自宅療養についても不安があった。食料品などの調達や病状が悪化した時の事など、心配だったのでお聞きすると、笑って「大丈夫」と答えた。
陽性が判明して最初は、軽い咳があるくらいで、楽観視されていた。
その声を聞いていた私も、のんびり自宅療養期間を過ごしてくださいね、なんて気楽な事を言っていた。
しかし、病状は刻々と悪化。
呼吸困難になるほどの咳が出て、熱も39℃を超えてきた。家の中で一人、こんな状態でいるなんて、想像するといかに辛いかと苦しくなる。
ただ、酸素飽和度が基準に達しないと、入院させてもらえない。
その方は、普段から身体を鍛えてみえるせいか、酸素飽和度の数値は達せず、本来であれば入院出来なかったそうだ。
保健所からは定期的に、病状の確認の連絡が入るので、そこでお話していると、そこで大変な状況だと認識してもらい、無事入院の手続きが整ったという。
「本当にラッキーだった」と仰っていた。
その方が住われている市町村の状況、医療体制が良かった事が、救いになったのだ。
入院後、すぐに抗ウイルス薬を投与され、病状は見違えるほど楽になっていったそうだ。
入院出来た人と、出来なかった人、との間の差が大き過ぎる。
入院が出来ない、その医療体制は今は仕方ない。
ただ、この薬を投与してもらえるかどうか、でこんなに差が生まれるのであれば、自宅療養で苦しんでいる方にも投薬できる仕組みを作って欲しい、と仰っていた。
新型コロナウイルスって風邪みたいなもんでしょ?と言ってる人は全然恐ろしさを分かってない!と、体験したからこその方の言葉は重い。
「夜になるのが怖かった」
咳が益々酷くなるのが夜、だという。
体力も奪っていく激しい咳。
苦しくて苦しくて、死ぬかと思った、と。
政権への批判も込めてワクチンを打たなかったことをめちゃくちゃ後悔した、とも話してくれた。
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ワクチン、と言えば、私も先日2回目の接種を終えた。
職域接種でモデルナ製のワクチンだったので、副反応は必ず出ると覚悟はしていた。
ただ、正直めちゃくちゃ辛かった。
接種した当日は、注射した腕の痛みが酷くて、腕が上がらないくらいだった。
熱は37.3℃ほどで、少し熱っぽいな、と思い、早めに就寝。
翌日、熱は38.5℃を超え、腕以外も身体中が痛みで悲鳴をあげ、倦怠感にふらふらになった。
旦那さんが「アセトアミノフェンがいいらしい」と買ってきてくれた市販薬を飲むと、一旦37℃台まで下がるのだが、しばらくするとまた上昇。
4時間毎にこの解熱剤を飲んで、ただひたすら耐える。
何しろ倦怠感が酷く、インフルエンザのような身体中の痛みで、寝るに寝られず、本や動画を観て気を紛らわした。
腕がとにかく痛いので、寝る時の体勢も困った。
少し動くのも「痛たたた」と声が出てしまうほど。
接種した次の日は丸一日、この状態が続いたものの、二日目は回復。
何事も無かったかのように復活。
抗体が出来るのを待つだけ!頑張れ抗体!
1回目の接種の際は、モデルナのワクチンはダメだ!ファイザーにした方がいい、と何人もの人に言われた。
ただ、私は医学的知識も何もないし、ダメなのかいいのかも判断出来ない。一つ言えるのは、コロナのリスクを下げられる選択肢があるなら、早く接種したい、と思っただけだ。
2回目の接種後、あんなに反対していた人から、「ファイザーはデルタ株が効かないから、モデルナにしておけば良かった」と言われた。
情報が過多で、どうしても不安によって何かに流されてしまうのは仕方ないのかなと思う。
でも、今分かっているのは、新型コロナウイルスは風邪じゃなくて怖いものだ、ということ。
大切な人を失いたくないということ。
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