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ほのぼの生きる  164_20230703

ふみおくんとうぉんのすけのものがたり

私は、サン=テグジュペリ著『星の王子さま』を読んだことがない。
本は持っている。買ったのは20代の頃。
何度も読もうとチャレンジしたが、最後まで読み続けることができなかった。

『星の王子さま』は児童文学に分類されるが、10代の子がこの本をちゃんと読めるのだろうか。もしそれが普通であれば、私は「本が読めない人」になってしまうなぁ。

ある時、noteで『星の王子さま』をモチーフにした漫画と出会った。
おかのきんやさんが書いた『星の王子さまと★けいこさん』だ。
絵が気に入った。私が好きな「まんまる」な絵。色合いも好きだった。

毎日読んでいるうちに、王子さまの弟くんである「ふみおくん」の虜になってしまった。
最初のうちは名前がなかったが、途中で「ふみおくん」だと紹介される。
ふみおくんは、私がとってもお世話になっている文雄さんを想像させてしまい、最初はめっちゃウケた。
けいこさんの妹さんふみよちゃんと合わせて「ふみふみ」。
私、もうずっと前から「ふみふみくらぶ」に所属してましたけど~♪

文雄さんチームメンバーで作ったTシャツ
(私がデザインしました)

そんなこんなで、ふみおくん(王子さま)とのご縁を感じた私は、いつかふみおくんの作者に会ってみたいという気持ちになっていた。
作者のおかのさんは、本を出したい人と出版社をつなぐお仕事をされており、NPO法人「企画のたまご屋さん」のメンバー。
時々noteでも「企画のたまご屋さん」に関連した記事も投稿されているので、ご興味のある方(特に自費出版に興味のある方)はどうぞ。

さてさて、前置きが長くなりました。ここからがものがたりの始まりです。


「ねぇねぇ、うぉんのすけさん。どうしてうぉんのすけさんはぼくのことが好きなの?」
「それはねぇ、ふみおくんがとっても可愛らしくて、おりこうさんで、優しいからだよ。ところでふみおくん、私、おかのさんに会ってみたいんだけど、どうかな?」
「うーん、ぼくわかんない。うぉんのすけさんが直接聞いてみたら?」
「わかった」


6月14日(水)
それは突然だった。6月23日(金)の東京の行程を考えていた。まずは美容院を予約した。その後どうしよう?
そうだ!おかのさんに会いに行こう!「企画のたまご屋さん」の事務所に挨拶に行こう!ただ顔を見るだけ。挨拶するだけ。5分でいい、アポをとってみよう!

「おかのさま 5分でもよいので、会ってもらえませんか。事務所に伺ってご挨拶だけでも・・・」
「まずは結論から、いいですよ。5分といわず・・・」


6月23日(金)
おかのさんはテレビにもご出演されたし、「企画のたまご屋さん」のホームページで顔を存じあげていた。すぐに分かった。
「はじめまして、うぉんのすけです」
「こんにちは、おかのです。すぐ近くにアフタヌーンティのお店がありますからそこでお茶でも・・・あっ、その前にご希望だった握手、先にしておきましょうね(笑)」
両手でしっかりと握手をし、本当におかのさんに出会えたんだと実感した。

「どれにしますか。今、厨房でふみおくんが三角巾をかぶって、うぉんのすけさんのためにおいしいケーキを用意してくれていますよ」
「うぉんのすけさーん、待っててね。今、おいしいケーキ作ってます」とふみおくんが登場した。
私たちが座った丸いテーブルには、私とおかのさんと「しろちゃん」。しろちゃんはふみおくんの代わりに私たちの難しい会話を時々和ませてくれた。

私は作家希望ではない。「企画のたまご屋さん」に興味をもっているわけでもない。
ただ『星の王子さまと★けいこさん』のファンなだけだ。
そんな単純な理由でお忙しいおかのさんのお時間をとるのは、本当に気が引けた。申し訳なく思った。でも、とっても楽しい時間だった。
初対面だけれど、初対面ではない。
私たちは毎日のように、noteのコメント欄で会話をしている。
私の記事を読んでくださっているようだったが、うぉんのすけのお庭(コメント欄)に遊びに行くのは、ちょっと気が引けるらしい。転校生の気分?入りにくい?
どちらかというと、私がおかのさんの記事にコメントを書き、そこで会話をしている。おかのさんは私の感想をとても真摯(紳士)に受け止めてくださる。

主な話はnote上の「うぉんのすけ」について。
挨拶だけで十分と思っていたから、これといって話題を決めてなかった。自然とそんな話になった。

私には夢がある。これからしたいことが。でもそれらの多くはnote上では語っていない。なぜなら、私のnoteの記事は日記に近いものだからだ。
「うぉんのすけ」を今後のビジネス(仕事)に利用するつもりはない、と話した。
今お付き合いしているnoteの仲間を大切にしたい。今のうぉんのすけでお付き合いしている人たちを私の今後のビジネスに巻き込むつもりはない。
だから別の形で活動したいと言った。
ところが、おかのさんは「うぉんのすけさんはうぉんのすけさんのままで。このまま新しい道を進んでいった方がいいと思う。皆、それを期待しているんじゃないかな。」とアドバイスをしてくださった。

話がシビアになってくると、しろちゃんが場を和ましてくれる。
おかのさんが「お手」というと、私がおかのさんの手にちょこんと手を乗せる。まさにうぉんのすけならぬ、「わんのすけ」だ(笑)。

まぁ、細かい話はさておき、人生の大先輩としていろんなアドバイスをいただきながら、今後の自分を模索している。
おかのさんが応援してくださるのであれば、1人でもいい。私はその言葉を信じて、このnoteを自分(うぉんのすけ)なりに続けてみようと思う。


今回、おかのさんはわざわざ東京に宿泊して私に会ってくださった。事務所は都内だったが、ご自宅が近隣県だとは知らなかった・・・2時間ぐらいかけて来てくださった。そして上京するのは3年以上ぶりだったとのこと。
なんてことをしてしまったんだー
その日はたまたま別の用事もあったらしい。その用事が後押しをしてくれた。
「会いたい人にはきっと会える」
そのように運が巡っていることを感じた、今回の奇跡の出会いに感謝!!

おかのさま 改めてお礼を申し上げます。
ふみおくんケーキご馳走さまでした。しろちゃんもありがとう。
また会える日まで・・・

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