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水たまりと虹

雲の上で踊る

雨が降って

滑って落ちて

もう一度飛ぼうとする

繰り返して繰り返して

舞い上がっていたことに気づく

水の上を歩く

雨が降って

溺れて沈んで

息を吸おうとする

繰り返して繰り返して

自惚れていたことに気づく

雨が綺麗だと思える時に

虹の上を歩きたい

晴れの日はいつでも踊れるから

雨の日にそばにいて

いつまでもそこにいてくれるなら

祈りなんかしない

祈っても沈んでいくなら

せめて無駄にならないように

底の方を照らして

泥だらけでも

大切にされてると思いたいの

そして少し優しさが余ってるなら

私と一緒に踊って

雲の上で

水の上で

虹の上で

また会いましょう



自作の詩です。