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創造《Symphony No.1》

 記念すべき「第1番」。でもこれが第1番だという確証は無いのよね。聴いてみるとよく分かる、何故かって?第1番にしては完成されすぎている!既に見事な格調。すっかり古典派の味!習作って感じは全くない。プレストな第1楽章は壮大な物語の始まりを予感させる。本当は第37番の方が「第1番」に近いらしいけど、今回はこれが「第1番」ということを前提に聴いていこう♪
 勢いで攻めてくるね、若きハイドンの作曲技法が分かる。(当時26歳くらい?)そんなに一気に追い上げなくても、ついて行くのが精いっぱいだ。はぁはぁ。猛烈なダッシュをしているような第1楽章。とにかくプレスト!!休む暇など無い!走り続けろ!ひたすら広い平野を駆け抜けているような感じだ。
 ひと休みさせてくれるアンダンテの第2楽章だ。やっと落ち着ける。呼吸が整う、ゆっくり歩ける。ようやっと第1楽章がどんなものだったのかを理解できる時間だ。なるほどこんなにも駆け抜けていたのね。
 フィナーレもプレストだ。またプレスト!?でもこれはアレグロに近い気もする。うーん、3楽章形式のシンフォニーは何か物足りない…メヌエットが欲しい。これだけ完成度の高い第1楽章だと他の楽章が物足りなく感じてしまう!?

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