見出し画像

ノンセクシャルの彼女から見た世界

皆さんこんにちは!WOLFEAT Founder のりょうです!
今回から「知ることから始める刷り込まれた当たり前」をテーマにお送りしていきます!

日本の教育で私たちが刷り込まれたのは男女の「らしさ」。
しかし、その「らしさ」によって生きづらさを感じている人たちがいます。

今回はセクシャリティの中でも認知度が高くないノンセクシャルに焦点を当て、当事者であるミウちゃんにお話を聞きました。

ちょっとその前に、、、ノンセクシャル?聞いたことがない方が多いはずなので解説していきます!

ノンセクシャル
他者に対して性的欲求を抱かないセクシュアリティです。恋愛感情は抱きますが、性交渉は求めない場合が多いです。人によって、ハグ、キス、などの線引きは異なります。
性的欲求も恋愛感情も抱かないアセクシャルと勘違いされることが多いですが、恋愛感情を抱くか抱かないかという大きな差があります。



きっかけは友達との何気ない会話?

――まず、ミウちゃんがLGBTQ+かもと気づいたときはいつ?

友達と恋愛の話をした時、普通の女の子の感覚とは違うと感じて、もしかしたらと思うようになったかな!

性交渉が無理だと思っていたから、男の人が恋愛対象じゃなくて女の子が恋愛対象なのかなと色々考えて。

もともと人と違うのは別にいいかなと思ってたけど、調べていく中でノンセクシャルが自分と一致したんだよね。

――どんな風に感じた?

「これだ」と思ったのと同時に、自分だけじゃないんだな、自分がおかしいと思ってたけど同じように感じている人がいることに安心したのが一番かな。だから、気付いてすぐに調べたおかげで不安な期間はそんなになかった!

そのあと、Twitterでノンセク(ノンセクシャルの略称)について検索したらノンセクの人がたくさんいて、急いでアカウントをつくって話してみたらやっぱりみんな同じだなって感じたんだよね!

――Twitterが避難場所になっているんだね😌


なかなか言いづらいセクシャリティのこと

――ミウちゃんは、ノンセクシャルだと気付いてから家族にどのタイミングで言えた?

私の親がセクシャリティに対しても、しょう害に対しても偏見があまりないのを知ってたんだよね。
たまたまテレビでトランスジェンダーの人の話をしていたのがきっかけになって。それが分かっていたから言えたかもね。

――家族からの理解があるのは安心できるね✨
自分がノンセクシャルだと感じるのはどんな時?

愛情表現=性交渉を求めてられているとき!

交際したら絶対にそこにいきつくのが当たり前になってるから、生きづらさを感じるかな。

――交際はたしかにそこを求める人も少なくないよね💦
今感じている悩みはある?

ノンセクという意味では特にない!まだ年齢的に悩む時期を迎えていないのかもだけど。

これから年齢を重ねるにつれて結婚とかあるけど、今はまだ結婚とか子供とかは周りもないから結婚や彼氏などのプレッシャーは感じてないかな。だから、今後の悩みになってくる可能性があると思う。

――確かに年齢を経るにつれ問題も増えそうだね!


区別はいつの間にか差別に

――ミウちゃんは、セクシャルマイノリティとして今の社会に何を求める?

特別扱いはしないでほしい!でも、同姓が好きな人、自分の性に違和感を覚えてる人、性行為を必要としない人といった異性愛者ではない人たちがいるということは知っていてほしい。理解しようとしてくださる方がいるのは嬉しいことではあるけど、まずは一人の同じ社会を生きる人として受け入れてほしい。

結局LGBTQ+という枠組みがあるとどうしてもシスジェンダー(異性愛者)の人と差が出ることが残念だなと思う。

――LGBTQ+って呼ばれることに対してどう思うかな?

枠組みがあるのは、わかりやすくていいとは思う。

例えば、自分が人と違うことに悩んでいる人がいたとしたら、枠組みがあることで自分は一人じゃないと思える避難所になると思う。実際に私もそのおかげで救われたわけだし!

でも枠組みがしっかりと明確にされていくにつれて、隔たりができちゃうと思う。そこから差別観が生まれたり、、、線引きが難しいね。

だけどジェンダーも性格もその人にしかない個性だからこそ、変に意識してほしくない!

――身構えられてしまうのは違うもんね!
最後に何を一番伝えたい?

ノンセクシャルというセクシャリティを知っていることが前提になってしまうけど、性交渉がないから好きじゃないとならないでほしい!

好きの表現にも多様性があることが広まっていくことを信じてる!

ミウちゃん、今日はありがとう!😄


まとめ

今回はミウちゃんの視点からノンセクシャルについて語ってもらいました!

LGBTQ+は個性であって枠組みとして押し付けられるべきものじゃないという意見には僕も共感しました!

異性愛者が当たり前ではない。性交渉が当たり前ではない。その意識は不意に誰かを傷つけてしまうのを防いでくれると思います。

無意識の発言には特に注意ですね!


最後までご覧いただきありがとうございます。

WOLFEATでは今後も「知ることから始める刷り込まれた当たり前」をテーマに発信をしていきます。

ぜひチェックしてくださいね!

今回はこの辺で!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?