やりたいことやるべきです。
#はじめて買ったCD
私が初めて自分の意思で買ったCDは
藤井隆さんの『ナンダカンダ』だ。
調べてみるとこの曲は2000年3月の発売。
中学1年生になってすぐ買いに走ったと記憶している。
買った理由は良いメロディだったからというのは言うまでもないが、決定的な理由が他にある。
〇〇に似ているね
中学生になって入部したソフトテニス部で早々、先輩に告げられた。
「キミたち、藤井隆に似ているね。」
そう、 キ・ミ・た・ち である。
私ともう一人、小さな学校の小さな部活内に二人の藤井隆似が居たのである。
同期である。名字も五十音順で近いので、クラスの席は隣である。
そりゃあ、本家・藤井隆を意識しないわけは無いのだ。
藤井隆に似ていると言われ、思春期の時分には正直良い気持ちはしなかったけど。
藤井隆さんその節はゴメンなさい。今は大好きです。
8cm → 12cm
2000年当時はシングルCDが8cmディスクから12cmディスクに遷移したタイミングだった。
ナンダカンダも正にその時代の移り変わりの最初期のシングルの一つだった。
今まで、細長くて少し頼りない8cmディスクのジャケットを見て育ってきた私には
CDアルバムと同様の四角く大きなジャケットが店頭の棚一面に並んでいるのが、
カッコ良くて仕方がなかった。
CDを手に取ったときのモノ言えぬ満足感・高揚感が忘れられない。
角っこの尖った部分を親指と人差し指でつまんで持ち、
天井にかざしてジャケットを見回すのが好きだった。
作品の重み
今はCDを買うこと自体が特別になってしまった感がある。
一昔前であれば、レンタルショップで一作200円とかで借りれたから、事足りていたし、
今ならYoutubeがあるわ、サブスクでストリーミングやダウンロードが出来てしまうわで、音楽が身近になった分、一曲一曲の重みが薄れてしまった、
否、重みは変わらないだろうが、
我々の一曲一曲の作品に対する思い入れが薄れてしまった感がある。
同じCDアルバムを何度も聞き倒すみたいなことをしなくなった。
音源が次から次へと気軽に手に入るからこそ。
そう、気軽。良くも悪くも。
幸せの鍵
良い意味の気軽は、言わずもがな。
悪い意味の気軽だと、緊張感が薄れたりする。
気心の知れた家族や仲間内では普段学校や会社で言えないことをおおっぴらに話せるだろう。甘えられるだろう。
そうでありたい。
しかし、度が過ぎたとき、それは"依存"という魔物に化けるものだ。
壁に鋭利な角度で寄り掛かり続けていると
首や腰を痛めて立ち上がりづらくなるかのように。
幸せの鍵は一人一人の精神的自立、そしてその上での相互扶助にかかっている。
終わりに・・・
そもそも、はじめて買ったCDの話からなぜ教訓めいた話に発展したのかは深く突っ込まないでいただきたい。
『ナンダカンダ』の歌詞になぞらえて締めたいと思う。
ナンダカンダ書いたって やりたいことやるべきです
あんたなんだ次の番は。
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