真夏の甲子園はいらない、その4
p74 溝口紀子 「甲子園のパラドックス(矛盾・理不尽)」
男のための高校野球「夏の甲子園大会」
国際基準に悖る・劣る「女性蔑視」業界
女子高校生にプラカードを持たせ先導させ、男子を盛り上げさせたい為の、女プラカード先導開始は戦後(1949年第31回大会から)、初回からではない
「式典誘導係」を性役割分担は、女子だけを式典誘導係にして、女子を男子の盛り上げ役に限定する意図あり
球場の女性アナウンサーを「ウグイス嬢」と呼ぶのも、男のための野球という独特の文化
国内男女から異論が出ぬことが、日本成人の低知識・低見識・低意識の証拠
ショービジネス(興行)になっている甲子園大会、本来教育的なもので「興行」ではない
女子高校野球
女子高校野球は決勝戦だけを甲子園球場で行うようになった
高野連は男だけが意思決定を行う団体。女子の団体(全国高等学校女子硬式野球連盟)とは別組織。同じ高校生で同じ野球、だが別組織。甲子園は男のもの、「女人禁制」とする不文律が存在する証拠
野球が男性の身体を想定して構築される点、日本の男に有利な輸入スポーツだった
男のムラ社会が前提となっている野球界。女子高校生が、男子と同じマウンドに上がる 「選手・プレーヤー」ではなく、支え役の「プラカード嬢・ウグイス嬢」で満足させられる
女子野球は決勝戦だけ甲子園で開催させてやる、との扱いは「付け焼き刃」、根拠なき「女性軽視」で非合理的
2024年 パリ五輪、野球は五輪種目から除外
理由は不平等
報道者、球場、広告主、指導、教育に携わる個人や団体が、女性を排除する体質維持、なので野球の五輪種目への復帰望めぬ
新たに五輪種目として採用される種目は、男女混合がほとんど
改善提案:
野球も男女混合種目に。春夏の甲子園も、男女混合チーム開催可
日本では少年野球の競技人口が激減、だがピンチは「チャンス」
甲子園で女子選手を登用すれば競技人口増のチャンス、実際クオータ制を導入し女子の競技人口増可
男女混合チームがある大学、イチローが女子の高校選抜とエキシビションマッチを行ったケース等に学べ
スポーツ基本法:
法の目的は、スポーツを「する・みる・ささえる」でスポーツ推進
しかし、男のための甲子園で女性は「みる・ささえる」のみで満足させられる
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