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Wizardry動画第5弾

動画の第5弾が公開されました。前回までに色々な洗礼を浴びて、だいぶWizardry(Wiz)に染まっ…慣れてきたようですが、まだまだWizの洗礼は続きます。
なお、ここではおそらく今後明かされるであろうネタも書いてしまっているので、Wizを知らないで楽しみたい方は読まないことをお勧めします。当時を知っていてネタバレにならない方や、特にネタバレを気にしない方向けとなります。

宝箱と罠

この外伝は、結構謎解き要素があるのですね。謎解きというよりはお使いクエスト的と言った方が良いかもしれませんけど。
さて、今回のサブタイトルの通り宝箱の罠の話。はい、Wizでは鑑定が成功しても罠の解除に失敗することがあります。しかし、鑑定の方だけとは言え確率が表示されるなんてなんて親切設計。元祖WizIではそんな親切な情報は一切与えられませんでしたから。鑑定に失敗することもあれば、解除に失敗することもあり、それでパーティが全滅するのがWizIの世界です。

向きを変えたらエンカウント

向きを変えたらエンカウントすることに驚いてましたが、あれ、ここまで気づかなかったか。ダークゾーンでは頻繁に向きを変えるので、その辺りで気づくことが多いのですが、浅い層のダークゾーンでは、一歩毎に確認はしないか。
これを利用すると、その場でくるくる回り続けることで敵が湧いてくるので便利です。テレポートされてしまう罠とか、床が回転する罠とかあるので、あまり動き回るのは得策ではないし、何よりキーを押しっぱなしにすればオートリピートするので敵を呼ぶには便利でした。
そう言えば外伝はキーで操作できるのでしょうか?今時のゲームはマウス操作が当たり前だし、コンシューマ版を意識してキーボードが使えないゲームも多々ありますけど。

なお、初代WizIをプレイしたときはフロッピィディスクの時代でした。敵が出てくると画面に敵が出てくる前にデータ読み込みのためにディスクにガチャコンガチャコンとアクセスし始め、しかも時間がかかるのでそれが予兆になったりしました。日本語版はダンジョンはワイヤフレームのシンプルなものでしたが、敵のグラフィックは綺麗だったので、その読み込みに時間がかかったものと思われます。本体メモリも少ないので、都度、データを読み直していたのかと思います。今では考えられません。流石に外伝ではそこまで再現していませんが。

結構甘めのゲームバランス

ここまで外伝でのプレイ動画を見てきましたが、(思い出補正があるかもしれませんが)随分と甘いというか緩いゲームバランスに感じました。動画内では理不尽だと文句を言っていますけど、B3Fから爆弾で一人だけの状態で難なく生還できる時点で緩いと感じました。復活のお金もすぐに貯まりますし。
あと敵がちょっと弱い気もします。B3Fまで行ってレベル4パーティで楽勝とか。まあ、奥の方にはもっと強い敵がいるかもしれません。さらに深いところに行けば呪文を使うキャラとか、もっとえげつない特殊攻撃をするキャラが出てくるので、その時が楽しみです。

プレイヤーキャラの成長

今回、レベルがだいぶ追いついてきたというセリフがありましたが、はい、序盤のレベル差なんて誤差みたいなものです。Wizでは次のレベルに上がる経験値が倍々でどんどん増えていきますし、職業によっても成長の早い遅いがあるので、だんだん「なかなか上がらない…」という状態になってきます。まあ、何のRPGでも同じですけど、本当に全然上がらなくなりますから。
もっとも多くのプレイヤーはレベルを上げるのが目的というより、レアアイテムの入手が目的になっていたので、レベルはその過程で上がるものという感じです。レベルが上がらないと行けないところがあるとかではないので、上げること自体はあまり目的にはなりません。まあ、キリの良いところを目指すとかはありますけど。
この動画では多分そこまではやらずに、一応設定されているゲームの目標をクリアして終わりになるのではないかと思いますが、「俺たちの戦いはこれからだ」というのが本当のところです。まあ、今みたいに溢れるようにゲームとかアニメとかラノベとかある時代ではないし、高いと言われるコンシューマゲームよりも高いPCゲームですので、ずっと同じゲームをやっていたというのもあります。

毒は怖い、店は高い

敵とか宝箱に毒がありますが、毒消し高いですね。僧侶の呪文に毒消しもあったかと思いますが。
この外伝では名前が違いますが元祖WizIでは店の名前はボルタック商店と言いますが、ファンからはボッタクリ商店の通称でお馴染みです。ゲームデザイナーは日本人ではないのでたまたま似ているだけかとは思いますが、ゲーム内職業に侍があるくらいで、日本のこともある程度ご存じの方なので、もしかするとボッタクリという言葉も…知らないか。
このボルタック商店のボルタックさんと、エリア88という漫画のマッコイ爺さんが(武器)商人の双璧として一部では有名です。どちらもボッタクリとして。マッコイ爺さん曰く、色々経費もかかるしそんなにボッタクリではないという話ですが。まあ、若い人はまた違う人選になるのでしょうが。

解毒の呪文について調べてみましたが、元祖WizIではレベル4に毒消の呪文がありました。ただ、同レベルに中程度の回復魔法やACを下げる魔法があるので、使い所は悩みます。レベルが上がれば迷宮脱出の魔法や特定の座標に移動する魔法が使えるので、それで脱出してしまうのとの天秤にかけることになります。まあ、ロードが僧侶呪文使えるので、回復とかは専門職の僧侶やビショップに任せて、ロードで対応したりとかはあったかと思います。
ちなみに、罠鑑定の魔法がレベル2にありますが、こちらも他に有用な魔法があるので、あまり使うことはありませんでした。
いずれにしろ、どんなにレベルが上がっても、レベル毎に使える呪文の回数は最大9回なので、複数の職業の特性を持つ上位職は超重要になります。

今回の感想

今回だけではないですが、やはり全体的に緩い気がします。
多少うろ覚えのところもあるのでもしかしたら変わらないのかもしれませんが、思い出補正もかかっているのか、もっとキツかった覚えがあります。最も、この外伝はベースがWizIのファミコン版だったかと思います。罠が選択するだけなのもファミコン版ベースだからかと思います(キーボードないですし、ソフトキーボードでぽちぽち入れるのも大変ですから)。
もしかすると、ファミコン版は多少PC版よりも調整されていて、それがベースだから緩く感じるのかもしれません。その辺はファミコン版をやったことないので分からなかったりします。

なお、外伝ではなくて、本当に昔のパソコン版ベースの動画がありました。1回1時間前後で全12回になります。動画中でも触れていますが当時のWizにBGMはありません。昔のパソコンで動かしているわけではなく、日本で最初に発売された日本語版Wizardryシリーズ7作品のPC-9800版(1980年〜)をWindowsで動くようにした製品(2001年)でのプレイ動画です。
なお、初期3作品はストーリー的に続き物になっており、確か前の作品で育てたキャラをコンバートして使えたような気がします。もちろん、1から始めることもできます。本当に初期のPC版の様子を知りたい方はこちらも閲覧してみるのも良いかと思います(という自分はまだ未見ですけど)。ただ、コメントにある通り初見プレイではないので、フラグに次々と突っ込むようなプレイではないと思います(だから、宝箱も華麗にスルーしてます)。


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