Javaの復習方法をAIに聞いてみた
AIしてますか?
マスコミなどでも結構取り上げて認知度が高そうな割に、いざアンケートをみると意外に認知されていないChatGPTが話題になってもう3ヶ月以上。APIが開放されてからも1ヶ月ちょっと。
個人的には本家ChatGPTはAPIだけ無料分で使っている状況です。そこにEdgeでBingのChatが使えるようになったので、ちょっと比較してみました。
先にざっとしたファーストインプレッションをまとめるとそれぞれこんな印象です(あまりプロンプトに凝らずに普通に質問を投げた場合です)。
本家ChatGPT
放っておくと冗長な回答をしがち
実験、体験がメイン
Microsoft Bing
引用文献を例示してくれるのは便利
簡潔にまとめてくれる
Web検索の延長線上の使い方を想定している印象
想定される次の質問が提示されるのは便利
実用がメイン
もちろん、ChatGPTは色々プロンプトを工夫すれば回答をカスタマイズできます。が、ちょっと調べ物したい時にいちいちそんなことしてたら本末転倒ですよね。
APIもあるので各自で工夫しろということかと思います。ベンチャーであるOpenAIにとってWeb版ChatGPTは自分たちのモデルのデモであり、APIを使って各自で利用してもらうためのプレゼン手段なのかと思います。
一方、マイクロソフトは実用をめざして調整したものを提供しているのかと思います。あくまで、ChatGPTを利用して検索を便利にするのが目的でしょう。言うなればG〇〇gle検索への対抗策の一つです。
それぞれの回答を比べてみる
昔、Java 1.5とかの時代に、JavaのServletやJSPで業務システムを開発、運用していたことがあります。その後、Javaからは離れていましたが、この春からちょっと仕事でJavaに関わることに。
そんなわけで、Javaの復習をしているわけです。せっかくなので、ChatGPTとBingにJavaの学びの手伝いをしてもらいましょう。
質問:Javaを復習したいけどどうすれば良い?
ChatGPTのWeb版(無料ユーザーなのでGPT4ではありません)とBingのチャットで、以下の質問をしてみました。
さて、どんな回答をしてくれるでしょう。
Bing
まずは分かりやすいBingから。L◻︎NEみたいな今風のチャット画面ですね。
Edgeのサイドパネルに出てくるので細長いです。下に引用文献のリンクがありますが、本文中にマウスカーソルを持っていくと下線とともに引用文献のタイトルがポップアップして、すぐに飛べるようになっています。
すぐに根拠を確認できるのはよいですよね。
サイドパネルということもあり、あまり長文を出力されても困るためか、本家に比べるとだいぶポイントを絞って簡潔な回答をする感じです。
まあ、簡潔すぎてちょっと物足りない気もします。そこは、会話を重ねて情報を得ていくのがよいかと思います。
ChatGPT
一方、ChatGPTは、説明を丁寧にする印象。そのせいで、やや冗長。
長文を書きがちな自分が言うのもなんですが、丁寧な反面、文章がくどい印象を受けます。
たとえば、最後の部分はもっと簡潔にまとまりますよね。
長いことは弊害もあり、無料版では途中で回答が切れてしまうこともしばしば。再出力させると先ほどとちょっと違う回答になることもあります。アクセス過多による障害も相まって、なかなかストレスがたまるケースもあります。もっとも、Bingの方もそもそもしつもんができないときもあるので、どっちもどっちです。
どちらを使うべき?
これはツールとしてのスタンスが違うので、自分のやりたいことに合わせて使い分けするのが良いと思います。
難しいこと考えずに、Web検索の代わりに気軽に使うならBingでしょう。ChatGPT API組み込んだ検索用アプリなどを使うならともかく、素のWeb版ChatGPTから欲しい回答を得るにはテクニックが必要。そういうことを考えずに気軽に使えるのはやはり楽です。
一方、凝った質問文を使ってある程度カスタマイズした回答が欲しい場合はChatGPTでしょう。世の中にはこういうときにはこういうプロンプトを使うと良いといった情報もたくさんあります。そういうのを試して楽しむならChatGPTが向いています。
さくっと検索して概要を知りたい(実用重視) → Bing
話題のAIを試したい、1人ブレストしたい(体験重視) → ChatGPT
拙い記事でございますが、サポートしてもよいよという方はよろしくお願いします。著者のやる気アップにつながります。