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質問になっていない質問たち

あるワードを検索していたときにたまたま某質問サイトの回答に突き当たり、何をどう間違えたのかサイトに登録してしまいました。何かの縁かと思って自分に答えられる質問については回答を書いて、いくつか高評価をいただいています。が、質問になってないものも多いので、正直どうなのかなと思っているところです。質問力というのも地道に大事だと改めて感じました。

事例1:質問者の意図がよくわからない

一つは質問に文字数制限があるのか、何を聞きたいのかよくわからないものがよくあります。なお、回答に関しては長文も多く、特に制限はないようです。

質問の多くは30字程度、長くても100字にはならないものがほとんどなので、おそらく、文字数制限があるのかと思います。しかし、そんな大雑把な質問では大雑把な回答しかできず、こちらで色々ケースを想定して色々書くので回答が長文になりがちです。質問者にも回答者にもあまりメリットがない感じがするのですが、そういうもののようです。
そういうものだとすると一利用者が文句を言っても仕方ないので、こういうもんなんだろうなと諦めています。そういう意味では、回答する気が失せてきつつあり、何か勿体無いなという気もします。

まあ、運営側はきっと何らかの意図を持ってそういう仕組みにしているのでしょうから、回答を書きたい人だけ続ければ良いのかなと割り切りました。

事例2:そもそも質問になってない

質問の中にはご意見募集という感じのものもあります。が、そういうのとは別に疑問文にはなっているものの、単にdisりたいだけというのが透けて見えるような質問も多いです。

事例としてこんな感じのものというのをあげておきます。そのものズバリを書くわけにはいかないのでボカします。

・○○に比べて□□は明らかに劣っているのになぜまだ使う人がいるのですか?
・○○に比べて□□は明らかに優れているのに使っていない人がなぜいるのですか?
・〇〇は悪ですか?

中にはそんなこと聞いてどうするの?という質問もありますが、まあ、それは興味本位で聞いてみたいのかな、とまだ理解できます。が、明らかに炎上狙いみたいな変な質問が結構あります。単に相手をdisりたいだけの文章を形だけ疑問系にしてみたような。

まあ、そういう炎上狙いみたいな変な質問も勝手にやっていれば良いのですが、一つ問題があります。システムの方で何らかの基準で登録ユーザに対して「おすすめの質問」というものをメールや画面上で通知してくれるのですが、そういう個人的にくだらないと思う質問が結構「おすすめ」されるのです。

事例3:やたらと似た質問があるが、同一人物からだった

ここで具体的なワードは書きませんが、とあるトピックについてネガティブな質問がいくつも同時多発的に上がっていて何事かと思ったら、同じ人物が立て続けに出したものでした。いかに実例を挙げますが、〇〇は全て同じものを指しています。

・基本的に〇〇のメリットとデメリットはどちらが大きいか?
・○○は××のようにデメリットの方が多いですか?
・〇〇は悪習ですか?
・本音を言うと実は〇〇は不要と思っていますか?
・もし〇〇がなくなったら幸せですか?
・〇〇する人は思考停止している頭の硬い人ですか?
・〇〇の弊害は大きいですか?
・もし〇〇しなくてよいと言われたらラッキーですか?
・この世から〇〇がなくなったらみんな幸せになれますか?

このサイトでは質問自体には質問者がどういう人なのかを表示していません。が、質問に対する履歴情報が確認でき、誰がしたものかわかります。その誰がわかると、その人のしている質問一覧が見られるので、立て続けに似たような質問をしていることがわかります。
一方で回答については個々の回答に誰がしたものかが明示されます。なぜ質問者を明示しないのか理解に苦しむところなのですが、何らかの意図があってそうしているのでしょう。

よほど〇〇のことが嫌いなのか、あるいは大好きだけど人から否定されるのでネガティブなことを知りたいのかわかりませんが、似たような質問を何度も繰り返すのはおかしいし、それを許すシステム側もちょっとどうかと思います。

質問の上手い人、下手な人

上のようなケースは論外として、質問を的確にできる人と、そうでない人というのはいます。上手い人の質問にはやはりこちらも答えてあげたくなるし、そうでない質問は後回しにしたり、誰かが誰かが答えるだろうからまいいか、と思ってしまいます。こちらも報酬とかもらうわけではなく、善意で回答しているだけですし、別にたくさん高評価とか集めたいわけでもないので。

これは実社会でも同じです。的確にポイントを絞り、自分が何を聞きたいのか明確にしてくれた質問は答え安いですし、手間もかかりません。
一方で、何が聞きたいのかよくわからないような質問をされると、それに対してこちらもあれこれ想定して回答しなければならず、手間がかかります。質問者にとって聞きたいことは1かせいぜい2くらいなのに、こちらは5とか10とか準備しないといけません。挙句に、全然見当違いのことを聞きたかったことがわかって脱力したりとか。

もちろん、仕事の上での話であれば相手の質問がダメダメだからと無視するわけにもいかないので、こちらから聞き出す努力をするわけです。そういう人に限ってこちらの状況とか考えずに突撃してくるので、正直後にしてくれと思いながら対応したり…なんてことがよくありました。
挙句に時間になったからと退社してしまい、こちらはそのせいで溜まった仕事を片付けるために残業…(なんちゃって管理職なのでいくら残業しても給料は変わりません。正確には22時以降は深夜割増分だけ給料増えますが、上長に怒られます)。

議論の前に質問か?

日本人はよく議論が下手と言われます。まあ、実際自分も上手いとは思ってませんし。それ以前に、質問力が弱いのかなとも思います。的確な質問と回答のやり取りもできないのに、議論なんてできませんよね。

というわけで、私的質問の仕方のポイントをまとめてみました。これが正解ということはありませんが、ご参考まで。

・わからないことをポイントを絞って伝える
・追っかけ質問しない(まずは持ち帰って自分の中で咀嚼する)
・内容確認された際に、グダグダと自分の想いを語らない
・丸投げしない(自分ではこう思うがどうなのか、等々)
・思いつきで喋らない(質問内容を頭の中で整理する)
・回答者の気力を折らないw


拙い記事でございますが、サポートしてもよいよという方はよろしくお願いします。著者のやる気アップにつながります。