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KPOPアイドルが好きで渡韓して精神的・体力的・金銭的に辛かった現場(オタ活)の話②〜極寒の中の素手カメラ編〜

さて、すぐに第二弾書きます。


②体力的に限界だったミューバン出勤待ち@KBS


出勤待ちネタ連続で、KPOPハマりたての方は此奴は何しているんだと思うかもしれませんがこの出勤待ちが低コストで楽しめる現場なんです。低コスト故にそれなりに頑張らなくては良い思いはできません。

代表的なミューバン(KBSの毎週金曜日放送される音楽番組ミュージックバンク)の出退勤はアイドルを近距離で時には私服姿や制服姿まで見れちゃう夢のような場所。でありオタクであろうとオタクで無かろうとその場にいる人達との闘いの場。オタクで無かろうと書いたのは、そういう(写真を代理で撮ってデータ販売する대리찍)人達も一定数存在するため。

場所取りが肝心で、いかに良い場所を確保してアイドルの気を引けるかが大事です。写真撮りたければいかに安定して撮れるスペースが確保できるか。

写真が無いから想像し難いかもしれませんが、KBSの敷地から建物に入るまでの通りの両脇に柵が用意されていて大体のオタク()は柵の外に場所取りをして柵外からアイドルが出勤してくるのを待ちます。時にあるアイドルのオタクは柵の中に入っていて地獄絵図です。


上の動画の8分くらいから見るとよく分かる。
サムエルがインタビューを受けていたところNCTのマスターらしき人が見事な背走をし衝突、という映像が公式のKBSニュースに収められています。度が過ぎると安全面で心配になる....オタクの身は誰も守ってくれないので自分の身は自分で守ろう。

話が逸れちゃうので過去に行ったミューバン出勤の中で一番体力がやられた時の話をします。

2018年1月のある日、ソウルはマイナス18℃、体感温度マイナス23℃という極寒。雪は降ってないものの、地面の水溜りはスケートリンクと化し、通りすがりのおじさんの鼻水は凍って、鞄に入れてたジュースがシャリシャリになるほど。ソウルという巨大冷凍庫にぶちこめられていた感覚、いやもう感覚もないほど。

そんな中、一眼レフを手に入れてから初のミューバン出勤。友達が好きなグループも私が好きなグループも出るからせっかくだしと気合を入れて向かいました。始発より遅い地下鉄でKBSに着いたものの、珍しくオタク全然居なくて余裕で1列目とれるくらい。少し待って気付いた、

これは寒い、寒過ぎる。このままでは凍死する。


ぺディンではなく普通のコートだったせいもあって、もう意味わかんないくらい痛い。ソウルの冬は寒いではなく痛いという表現が合ってると思う。この時も痛みに耐えながらアイドルが来るのを柵で待つ...

すると警備のお兄さん達がオタク達に叫んだ、

「◯◯時まで出勤して来ないから(流石に)室内で待機して!!」と。

普段だったらそんなことまず言われないし、自分の推しはいつ来るのかそわそわしながら待機してるのに、その声を聞き隣のカフェ(分かる人には分かる)に大移動するオタク達。今思えば隣のカフェも迷惑よな、誰も買わないのにオープン前の店内オタクでおしくらまんじゅう状態。思い出すだけでも笑える。

私は気付かなかったけど友達曰く、カフェに「本日は牛乳が凍っているためラテは作れません」って書いてあったらしい。どないやねん。

交代で数人が外に出て誰か来たかチェックすることn回繰り返され、確か9時位に1組目のグループが来たので皆でカフェを出て再度待機。相変わらず痛かったけど、オタクの団結力に感動した?日でした。

そしてアイドルが来たのは嬉しかったけど、寒すぎてカメラのシャッターが上手く押せないという辛さ。素手で腕を震わせながら何とか撮影を終えました。

これに関してはもう二度と出来ない(しない)。
本当に凍死する覚悟でした。
オタクが多いのも撮るの大変だけど、天候にも左右されるのが屋外ならではだなと思いました。


雑なまとめ方だけどミューバンの出勤はその時カムバしてる旬のアイドルをまとめてお目にかかれる場なので雑食の方は絶対楽しい。出勤いって結局その日の本番入りたくなってチケット探しちゃうと思います。


金銭的につら〜な現場は次回のせます。

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