用語集: 「督戦隊」 <ー ロシアの信じられない部隊です
今回は「督戦隊」について説明します。
不思議な単語ですよね~?
私も昔「スターリングラード (2001)」という映画を観るまでしりませんでした。
なんと、味方を撃ち殺す部隊です。
「督戦隊(とくせんたい)」: 軍隊において、自軍部隊を後方より監視し、自軍兵士が命令無しに勝手に戦闘から退却(敵前逃亡)或いは降伏(投降)する様な行動を採れば攻撃を加え、と言うより射殺し、強制的に戦闘を続行させる任務を持った部隊のことです。兵士の士気を維持するための手段であり、司令官が「死守」を命じると兵士は文字通り死ぬまで戦うことになる。
ロシアの代表的な代表的な例は下記の通りです。
ロシア革命期の督戦隊 ロシア革命期の1917年から1922年にかけて、赤軍や白軍、アナーキストなどの武装勢力による内戦が繰り広げられました。この時期には、各勢力が自らの地位や権益を守るために、それぞれの勢力に忠誠を誓った督戦隊が存在しました。
スターリン時代の督戦隊 1930年代には、スターリン政権下で、政治的反対者や反体制派を取り締まるための督戦隊が設置されました。これらの督戦隊は、通常の警察や軍隊よりも強力な権限を持ち、非常に残酷な拷問や尋問を行うことで知られています。
チェチェン紛争時の督戦隊 1990年代から2000年代にかけて、ロシアとチェチェンの間で武力衝突が繰り広げられました。この時期には、ロシア側の軍事組織がチェチェンの反乱勢力に対して、特殊部隊や内務省の警察特殊部隊などの督戦隊を投入しました。これらの督戦隊は、戦術的には成功を収めた一方、非常に残忍な行為を行うことで知られています。
督戦隊が過剰な権限や権力を行使し、人権侵害や虐殺を行うこともあったということで、考えられないような国です。
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