武器兵器調達課#55:　　「Kh-101」　＜ー　最近ウクライナで活動中

今回は「Kh-101」について見てきましょう。

どうも、ロシアが「Kh-101」を使いミサイルをうちまくっているようですね。

「Kh-101」：ロシアのラドゥガ国家機械製造設計局が開発した空中発射巡航ミサイルです。 NATOコードネームは「コディアック」です。

Kh-101は、長距離、スタンドオフ巡航ミサイルとして開発され、Kh-55やKh-555の更新プログラムとして計画されました。 Kh-101は、ステルス技術を採用しており、低空飛行でレーダー探知を回避することができます。また、GLONASS衛星ナビゲーションシステムとテレビ誘導システムを組み合わせた誘導システムを採用しており、高い命中精度を実現しています。

Kh-101は、2012年にロシア空軍に配備され、Tu-95MS、Tu-22M3、Tu-160Mなどの長距離爆撃機に搭載されています。

Kh-101の主要なスペックは以下の通りです。

• 全長：7.45m

• 全幅：3.0m

• 直径：0.742m

• 重量：2,200-2,400kg

• 射程：5,000km

• 速度：マッハ0.76

• 誘導システム：GLONASS衛星ナビゲーションシステム+テレビ誘導システム

• 弾頭：400kgの通常弾頭または250ktの核弾頭

Kh-101は、その高いステルス性と命中精度により、敵の防空網を突破して重要な目標を攻撃できる強力な兵器です。

2022年のウクライナ侵攻において、ロシア軍はKh-101をウクライナの軍事施設やインフラ施設を攻撃するために使用しました。しかし、一部のKh-101が故障や誤射により目標を外すなどの問題も発生しました。