武器兵器調達課#42:  「AWACS」 <ー 航空自衛隊は、4機のE-767で運用中

今回は「AWACS」について見て行きましょう。

「AWACS(早期警戒管制機(Airborne Warning and Control System))」: 空中から全方位を監視し、味方の戦闘機を指揮する航空機です。

航空自衛隊は、4機のE-767を運用しています。E-767は、アメリカのボーイング社が製造した民間旅客機B767を改造した機体で、機体上部に円盤形のレーダーを搭載しています。このレーダーは、地上のレーダーよりも高い高度から空中を監視できるため、超低空飛行で侵入したり、遠距離から攻撃したりする航空機やミサイルを発見しやすいという特徴があります。

AWACSは、自衛隊の防空体制の要として、以下の役割を担っています。

  • 航空脅威の早期発見・識別・追跡

  • 味方戦闘機の指揮・統制

  • 情報収集・伝達

AWACSは、航空自衛隊の防空能力を飛躍的に向上させ、日本の安全保障に重要な役割を果たしています。

具体的な運用としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 領空侵犯や不審機の監視

  • 災害救助活動への支援

  • 国際平和協力活動への参加

AWACSは、平時から有事に至るまで、日本の安全を守るために活躍しています。

以下に、E-767の主要な性能をまとめます。

  • 全長:50.4m

  • 全幅:47.5m

  • 全高:16.3m

  • 最大速度:800km/h

  • 航続距離:9,000km

  • 乗員:20名

E-767は、今後も航空自衛隊の防空体制の要として、日本の安全保障に重要な役割を果たしていくでしょう。

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