武器兵器調達課#52: 「RQ-170」
今回は「RQ-170」について見て行きましょう。
イランにほかくされた、例のあれです。
「RQ-170センチネル」: アメリカ空軍と中央情報局(CIA)が運用する無人航空機(UAV)です。ロッキード・マーティン社のスカンクワークスによって開発されたステルス偵察機です。
RQ-170は、全幅約20メートル、全長約4.5メートルの飛行翼型の機体です。機体は、ステルス性を高めるために、複雑な曲面や傾斜角を採用しています。また、エンジンは、排気流を隠すためのノズルカバーを装備しています。
RQ-170は、高性能のカメラやレーダーを搭載しており、広範囲の偵察を行うことができます。また、電子戦装備を搭載しており、敵の防空網を突破することができます。
RQ-170は、2007年に初飛行し、2009年に初めて実戦投入されました。その後、アフガニスタンやイランの空域で、偵察や監視の任務に従事しています。
2011年12月、RQ-170は、イラン領空に侵入した際に、イラン軍によって撃墜されたと報道されました。しかし、アメリカ政府は、RQ-170はイラン軍によって鹵獲されたと主張しています。
RQ-170は、ステルス性と高性能を兼ね備えた、アメリカ空軍の重要な偵察機です。今後も、さまざまな地域で、重要な役割を果たしていくことが期待されています。
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