俺は『俺魔理沙』を見かけなくなって、嬉しくもあるし、悲しくもある
みなさんこんにちは。最近、推しに名前を間違えられて改名を考えている五百旗頭です。"ごひゃくはたがしら"ではないです。いおきべです。
突然ですが、『俺魔理沙』という概念を知っているでしょうか。仮に知らなくても、『魔理沙』ぐらいは聞いたことあるんじゃないでしょ
そう、『東方Project』の主人公の一人、「普通の魔法使い」こと、霧雨魔理沙です。金髪に、あえてThe・魔法使いの格好。 そして火力主義者。僕の初めの推しと言っても過言ではありません。
では『俺魔理沙』とは? 俺魔理沙とはその名の通り、一人称が『俺』な魔理沙のことです
いわゆる俺っ娘ってやつですね。ただ原作だと、魔理沙の一人称は私。それから揺らいだことも、変わったこともありません。
そう、『俺魔理沙』という概念は二次創作、ゆっくりとかで生まれてしまった稀によくある間違い。いわゆるにわか判断機ですね。
生まれた理由として考えられているのは、原因としては主に二つ。魔理沙が霊夢や他のキャラと比べると男勝りの性格なところ。
魔理沙はサバサバしてて、負けず嫌いで、でも優しいし、努力家。また、たまに「だぜ」を語尾につけることもあるので、より魔理沙は「男勝りなキャラクター」というのが定着していったんですよね
まぁ、ずっと〜だぜじゃないし、他のキャラもオブラートに暴言の殴り合いをおこなっているんですけど
もう一つは、その当時『東方Project』が今のように壮大なビックコンテンツではなかったこと。
『俺魔理沙』という概念が出来始めた時、『東方Project』は成長期。ニコニコとか、さまざまな場所で有名になり出した辺り
そんな時に、原作をやっていない、もしくは見たとこがない、人が二次創作を見て勘違いする。そして伝染的に広まっていった可能性があるんですね
ただ、今現在。『東方Project』はビッグもビッグのコンテンツ。ほんとすごい、そこらへんの小学生でも知ってますからね、凄すぎ。
そこまでくると、『俺魔理沙』なんてものはもはや過去の遺産というか、もう全く見ない。そりゃ、昔によく見たのかと言われるとそうでもない気がするけど、そんな感じの二次創作は記憶の深淵にある、気がする
なんでこんなことを思い出したのかというと、最近とある『ゆっくり解説動画』を見たから。
確か数学の定理の説明だったような気もするし、アニメの解説だったような気もする
ただ、それを見ながら、かなり失礼な言い方だけど「ああ、多分二次創作から生み出されたゆっくりなんだな」そう思った。編集技術とか、調教とか、そういうのじゃなくて、魔理沙がずっと〜だぜって言ってたから、それだけ
ただ、ちゃんと一人称は「私」だった。もしかしたら、それぐらいは調べたのかもしれないし、参考にしたものがちゃんと「私」の魔理沙だったのかもしれない
それを見て、嬉しくなった。別に自分のキャラでもないし、過激派でもないが、ちゃんと浸透しているんだなぁと。
ただ違和感があったし、悲しくもあった。語尾とか、話し方は魔理沙の皮を被った何かなのに、一人称は私。
いやまぁ、自分だって二次創作でも、西城樹里を俺っ娘にはしないし、世良真純も私にしない。
でも、もうほぼ俺魔理沙をネタではなく、ちゃんと見ることはないだなって。本当に失礼だし、何様って感じだが、あまり原作を知らなそうな人が作ったものでも、見ることとはないのだなと。
自分は多分、『東方Project』なるものがあると聞いた時は魔理沙のことを俺っ娘だと思ってたような気がする
それで二次創作は……しなかったけど、「私」と知った時驚いたような気がする
昔は良かったとか、昔に戻りたいなんて思わないけど、死ぬ前に、東方が廃れる前に、もう一回、もう一回だけ、ネタじゃない『俺魔理沙』が見たい。そして、その間違えを知り、驚く人を見たい。
何せ、どんなコンテンツでも、どんな界隈でも、どんなアニメやゲームでも、新参でにわかの時が楽しいのだ。FPSで味方打ってた時が一番楽しいし、見たことないアニメで突拍子もない考察するのが一番楽しい
まぁ、二次創作は本当にすごく、バカみたいに優れていても、原作には敵わないのだから、吹っ切れて楽しむのもいいのかなって
自分は、もっとキャラを深掘りしていって、さすがに原作っぽくないと言われるのは避けたいと思いました。昨日、寝起きで書いた7割〜だぜ口調の魔理沙の二次創作小説を見ながら。はいボツ
ではでは
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