見出し画像

年少の競技初心者に多く見られるクセ

 中学生を指導する過程でよく見られたクセを紹介する記事だよ。
 いきなり話が変わるけど『アオアシ』って知ってます?私はアニメの方をよく見てるけど、13話でちょうどこのクセに関することで面白い事を言ってたからまずはそちらを紹介。

 ユースBチームの試合でAチームの監督が見に来きているというシーン。その理由はAチームでケガ人が出たため、Bチームから人数を補填するために優れた選手を選びに来たというもの。選手は監督にアピールするため、プレーのたびに監督の様子を伺うようにベンチの方を確認する。そしてハーフタイムで監督が「お前ら、なんでプレイ中にベンチを見るんだ?監督と試合をしているのか?お前らの敵は前にいる。忘れるな。」と助言する。

 もうわかると思うけどウエリフでもとくに年少の選手はセットが終わると指導者の方を見たりする。本人は「今のセット上手く出来た!」とか「今のセットはどこが悪かったのかな?」という思いで指導者に確認をとろうとする。
 技術的な事を言うと終わってから見るのはまだマシだけど、試技の最中で左右に視線を向けるのはバランスが崩れる原因になったりする。
 メンタル方面に目を向けるとすぐに指導者の方を見る理由は「助言が欲しいから」。肯定してくれたり修正してくれるのをただ待つ無言の視線。これ最強の思考停止と思わん?

 そのような問題を解決するために「まずは自分でどこが良かったか(悪かったか)を考える」という指導をするのが効果的と思われる。そうすれば次第に指導者を見るクセはなくなっていくはず(指導者ではなく自分を見ることになるから)。もちろん自分で考えた上で指導者に助言を求めるなら、ちゃんと丁寧に指導してあげる。
 何度も「前を向け!」と言われ続ければ次第に直るけど、根本の解決にはなっていないのではと思う。「指導」という字は「導く」という字が入ってて「命令」と勘違いされやすいけど、実は選手は指導されたことを実行する義務ってないんよな。あくまでも選手には道を示すたけで実際にそこから選びとるのは選手だから、そこで自分で考えるという過程を挟んで欲しい。

 ちょっと『アオアシ』の状況とは違うけど気づかせてくれて、記事を書くきっかけになったからよし!!!
 というか『アオアシ』めちゃくちゃ面白いな。漫画購入を検討・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?