見送った背中。
7月、8月は進路関連でいろいろ忙しかった。そして、まだ行きたいところからのオファーは届かないので、この状態はしばらく続く。
一緒に行けないことも増えてきて、今朝は、西の方へ向かう背中を新幹線の改札から見送った。
思い返すと、これまでも、いろんな場所から背中を見送ってきた。
保育園の、教室の入り口。ピッタリとくっついて離れがたい雰囲気を出していたくせに、保育士の先生の笑顔を見るとパッと離れてバイバイしてきて苦笑したな。
スイミングスクールのプールの入り口。着替えて、帽子をかぶって、いやそうな顔で見つめてきてたのに、準備体操の「えび!かに!」の音楽がかかるとパッと手を離して体操の列に入って行ったな。
大きなランドセルを背負って集団登校の集合場所に向かった、初めての登校の日。初めて会う上級生たちの列に加わっていった。この頃にはさすがに恥ずかしいのか、手をつなごうとはしなかったな。
初めて電車を乗り継いで行く遠い場所でのサッカーの練習に参加した日。「次からは一人で行けるように」と、一緒には行かず、20メートルぐらい離れたところから見守りながら、一人で行かせたこともあった。電車を降りるたびに、乗り換えの改札を通るたびに、振り返り振り返りこちらを見ていたけど、チームメイトを見つけたら、全く振り返らなくなった。この時は、安心したけどちょっと寂しかった記憶がある。
もう、背中を見送る場所は、家の玄関だけになるかもしれないなぁ。
いってらっしゃい。
自分がやりたいように、精一杯、がんばってきて。