GKと身長の関係性について
皆さんこんにちは!
GWはどのようにお過ごしでしょうか??
お休みの時間に申し訳ありませんが、少しだけお付き合いください🙏🙏
今回は前回の質問コーナーでGKの事を少し書いてみたところ反響が思ったよりも多く、皆さんからのGKに対する興味や好奇心というものが物凄く伝わってきたので、これから少しずつ不定期で自分が思うGK論だったりGKについての投稿も増やして行けたらなと思っています。
そんな中での最初のGKについての投稿なのですが、今回はタイトルにもあった通り、GKと身長の関係性についてお話しできればなと思っています。
ここで皆さんに質問です!
GKは身長が高くないと出来ないと思っていませんか?
大抵の方はこの問題でGKを諦める傾向にあるようです。
でもそれは日本人だけの偏見であって海外ではこんな問題など1ミリたりとも気にしてなんかいません。
確かに、日本人選手と海外でプレーしている選手を比較した場合、骨格の違いや体格など様々な問題などで海外でプレーしている選手の方が圧倒的に体格が大きかったり、パワーなども差が出るほど違います。
しかしどうでしょう、実際問題日本人選手で身長は低いけれどプロでプレーしているGKがいることは事実です。
ではなぜ、身長が低いのにプロで活躍することができるのかということについて僕なりに解説して行きたいと思います
まず、身長が高いGKと身長が低いGKではメリット、デメリットがそれぞれ出てきます。
身長が高いGKのメリット、デメリットはこちらです。
◎メリット
・相手から見てシュートコースが小さく見える
・隅っこにきたシュートに対して触れることができる
・ハイボールに強い
などなど、、、
◎デメリット
・俊敏生に欠ける
・足元にきた近いシュートに弱い
などなど、、、
大まかにはこんな感じです。
次に身長が低いGKです。
◎メリット
・俊敏生がある
・身体能力が高い選手が多い
・ステップワークが速い
などなど、、、
◎デメリット
・相手から見てシュートコースが広く見える
・隅っこにきたシュートが触れれない
・ハイボールの処理が困難
などなど、、、
ここまで二つのメリット、デメリットを僕なりにチョイスして出してみました。
僕個人的にはこういったことから、身長の高いGKも身長の低いGKもどちらにもいいところ、悪いところがあるためどっちがいいとは言い切れません。
それに、両方のGKのデメリットに関して言えば自分次第でストロングに変えることも不可能ではありません。
例えば!
1番わかりやすい例で言えば身長の低いGKの「隅っこのシュートが触れる事が難しい」という問題に対しては、ステップワークを磨き、そのままセービングするのではなく、足を速く運んでしまえば隅っこのシュートに触れることは可能ですよね。
少しガンバ時代の話をしますね。
僕は中学1年生の冬にガンバ大阪ジュニアユースに入団しました。
入団した際、同い年のGKは既に3人いました。
•ガンバ時代のお話しは「サッカーの生い立ちpart1 part2」をご覧ください。
→ https://note.com/wk_0428/n/n56fbdf0ce3ca
その3人のうち1人のGKは本当に背が低く、体格も細い選手でした。
しかし、背の低さを感じさせないようなポジショニングだったり、俊敏生があったこともあり、結果ユースには昇格できませんでしたが僕の代での守護神でした。
↑ 右の赤いGK
↑ 一昨年に久々に再開した時の写真
そのGKが1番優れていたこと、それは「賢さ」この部分が僕含め後の2人よりもずば抜けていました。
味方を適切なポジションに取らせるコーチング、後、僕が1番凄いなと思っていたのは相手のFW嫌がるようなポジショニングの取り方です。
相手のFWに「キーパーのポジションが左に寄りすぎている、右に打とう!」
こう相手に思わせて右にシュートを打たせる『相手を誘導する』という事が本当に上手な選手でした。
中学生のレベルでこれを確実にものにしていざ公式戦などで実戦するのには相当至難の技です。
彼は彼なりに自分の弱点をわかっていた、だからこのスキルに磨きをかけ生き残っていき、大学に進んでも周りに背が高く体格のいいGKがいてもたった一つしかない正ゴールキーパーの座を譲ることはありませんでした。
と、僕は目の前でGKを見ているからこそ今回こう言ったことを伝えられるのです。
こういうことから背が高い、低い関係なく、GKのデメリットというものを変える事ができます。
僕個人の悩みや問題で言えば、
僕が1番ストロングにしているポイントはシュートストップです。
身長がありがたい事に190㎝あるので隅っこのシュートにもステップを踏まず触れる事が出来ます。
でも僕の中では隅っこにきたシュートなどをただ触れるだけでは満足いかないので、今課題にして取り組んでいることはステップワークの向上です。
足を運んで体の正面で捉えることができれば弾かないといけないボールもキャッチをしてマイボールにする事ができます。
こういうちょっとしたことから日々の失点が減っていくものではないかと僕は考えています。
長々とGKの身長についてお話しさせて頂きましたが、僕が何を伝えたかったと言いますと、
GKをするのに身長なんて関係ない。
という事です。
両方のGKにはそれぞれ良さがあり、それぞれ楽しみ方も違います。
それぞれのGKの特徴も苦手分野も違うわけであって、色々なGKがいるからこそ、色々な学びや成長に繋がるわけです。
なので、「今からGKを始めたいけれど、身長が、、、」なんて思ってる時点で時間が勿体ない!
まずは始めてみてください!
そうすればGKというポジションがいかに素晴らしいポジションかを味わえると思います。
いかがでしたか。
今回初めてGKのことについて触れてみました。
また皆さんの反応を見てよかったなと思えばまた記事にして書いて行きたいなと思っています!
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今回はこれで以上になります。
また次回の投稿でお会いしましょう!
bye-bye
2021.5.4
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