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たぱぞうさんのセミリタイア後のほうが忙しというパラドクス

 たぱぞう氏は米国株を中心に投資している著名投資ブロガーです。2019年8月に、実はこっそりセミリタイアをしていたことを明かしました。セミリタイア時の資産は1億円弱だったとのことです。

たぱぞうの場合は、1億弱でセミリタイアをしました。セミリタイア組としては比較的少ない額かと思います。理由がいくつかありますね。
・太陽光投資のインカムが大きい
・当然ながら、株式の収入もある
・民泊、ブログ、講演などのささやかな収入がある
・物欲が無い
 こういうことですね。私はあまりハードアセットをしてこなかったのですが、少ない手出しで大きなリターンを得るという意味では組み合わせたほうがリタイアが楽になります。

 たぱぞう氏の場合、決して多大な資産があるわけではありませんが、セミリタイア後も継続的な収入があることが、セミリタイアを決めた大きなポイントであるといえます。

セミリタイアというと、あとは悠々自適な生活を送るイメージが強いですが、たぱぞう氏の場合は土日もないほど忙しい日が続いているとのことです。

セミリタイアをして、時間ができるかと思いきや、意外と忙しい日々を送っています。気が付けば、法人も1社から2社体制になり、切り分けをする時期になりました。
※独立してからも完全な土日は基本的にはないですね。好きなことしかしていないのでよいのですけども。ただし、毎日昼寝ができるようになりました。

 アーリー(早期)リタイアという言葉が、リタイア後に仕事類の類を行わないイメージを想起させるのに対して、セミ(半分)リタイアは、完全なリタイアではなく、収入はそこそこだけれども時間の拘束がそれほどない状態を想起させます。たぱぞう氏の場合は好きなことをやれている点で、時間的な拘束は長いけれども、精神的自由が高い状態であるといえます。

アーリーリタイアしてみたけれど、やることがなくて飽きてしまいまたビジネスの世界に戻ったという話はよく聞く話です。私も南の島でのんびり、というのにあこがれていましたが、実際にやってみると3日で飽きてしまいました。

 お金がいくらたくさんあっても、自分のやりたいことができない状態であれば、それはアーリー/セミリタイアをした意味がないのではないでしょうか。お金の心配をすることなく、自分のしたいことをできる状態、というのが本当に幸せなのかもしれません。

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