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トロトロになるまで煮込んだエリオット波動論

・エリオット波動ってなーにー?
・なんかめっちゃ分厚い本のやつー?
・あぁ…あの後付けの理論ね…
・む…難しくてわからんΣ(゚д゚lll)
という声が遠くから聞こえる…

こんにちは。専業トレーダーのdaiceです。
今回はエリオット波動について噛み砕いてみようと思います。エリオット波動には沢山のルールや波のカウント方法、大きさ別の波の呼称、リカウントの定義や約束事など、やればやるだけ深みにはまってしまう追及しがいのある理論ですが、そのせいか小難しく嫌煙されがちな理論でもあります。

そんなエリオット波動ですが、実は為替で使う分にはある程度の知識と少しのルールだけ覚えておけば十分なんです。為替においてエリオット波動単体で勝ちに行くということは、大学院で研究室に入ってその道を突き詰めるぐらいに突き抜けなければいけないぐらい難しいのです!
なので為替においてdaice的エリオット波動とは!
「ポジションを持つ根拠を重ねるための理論の一つ」
に過ぎません!
↑自称エリオッターのくせになんてことを( ̄◇ ̄;)

とはいっても、カウントできているのとできていないのでは波を狙うにあたっての優位性、単純性、信頼性において知っているのと知らないのとでは大きな違いがあります。
ということで、箸で切れちゃうぐらいトロトロになるまで煮込んだエリオット波動論。
お召し上がりくださいm(_ _)m

※今回の記事はdaice独自に為替に限定して1000パターン
以上の過去検証を行い、統計的に確率の高かったものより、
かみ砕いてご紹介させていただいております。
世にいう「エリオット波動論」とは違う解釈も出てくるかと
思いますので生粋のエリオット波動論使いの方は有料部分より
先はご遠慮いただいた方が「なんでやねん」となりません。
題して「ダ(エ)リオット波動論/初級編」(爆)


エリオット波動なんて、ここを押さえておけば OK!ってホント?


1 .エリオット波動とは

エリオット波動は相場の値動きを波として捉えて、その波が「8回(8波)繰り返されたら1サイクルとしますよー」と考える理論です。 トレンドの方向へ勢い良く伸びていく波と、それを邪魔するかのようにトレンドと逆方向へ向かう波が交互にくる動きで構成されています。

エリオット波動理論の基本的な考え方

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1 つのサイクルは上昇方向(トレンド方向)への5つの波と下降方向(トレンドと逆方向)への3つの波の計8つでカウントされます。

(このnote内では全て上昇トレンド中として話しを進めますね。ですので下降トレンドの場合は逆となり、下降方向5波、上昇方向3波です。巷で言われる「上がるときは5波動、下がるときは3波動だから下降トレンドの時はカウントの仕方が違うよ」というのは上がることが前提の株価での話ですので、為替でエリオット波動をカウントする場合はトレンド方向に8回のサイクルで考えてOKです!)

ちなみにこのnote内ではトレンド方向へ上昇する 5 つの波を推進波ゾーン、下降方向への3つの波を修正波ゾーンと定義しています。

※下降方向(トレンドと逆方向)への3つの波を調整波と呼ぶ方もいますが正しくは修正波です。調整波は推進波ゾーンの中に現れる2波目と4波目の小さな下落調整タイミングで出る波と、修正波ゾーン中に現れる上昇調整タイミングでるb波目のことを指します。
基本的にはこの8波が完成したら一つの節目を迎えると考え、次によく似た形の新しい8波が現れます。 この8波サイクルの繰り返しにより、トレンドが終焉を迎えるまで波のようにトレンド方向へと進んでいき ます。

こうやって覚える!→ 8 回折り返したら終わりっ!


2 .推進波の種類とその特徴

推進波ゾーンの波は5つで構成されており、トレンド方向へ進んでいくことが前提となっています。
その中で 1 波目、3波目、5波目はトレンド方向へ進み、2波目、4波目はトレンドとは逆方向に進むのが特徴です(2波目、4波目は俗にいう押し戻しに該当します) 。
エリオット波動のメインとなる波の推進波は「衝撃波」(インパルスとも呼ばれます)と「ダイアゴナルトライアングル」の2つの波が存在しますが、ほとんどの推進波は「衝撃波」ですのでダイアゴナルトライアングルは後述する1つだけ覚えればOKです。なんかゲームの技みたいで名前はカッコいいですけどね(笑)

この「衝撃波」をカウントすることがエリオット波動の基本となります。 衝撃波のルールは単純な3つで構成されているので、この3つさえ押さえておけばエリオット波動のカウントができるようになりますので覚えておきましょう。 単純なルールに加えてなぜそのような形になるのかを含めて説明していきます。


エリオット波動 衝撃波のルール1

2波は1波目の起点を超えない

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衝撃波の1つ目のルールとして1波目の起点を2波目が超えてこないというものがあります。 エリオット波動はダウ理論を基準としていますので、2波目の波が1波目の起点を超えてしまうと、ダウ理論が崩壊してしまうので衝撃波として成立しないことになります。超えてしまった場合はそれは1波目では無かったとリセットしてしまいましょう!


こうやって覚える!→ 起点を超えたらリセットボタンをポチッ!


エリオット波動 衝撃波のルール2

1波.3波.5波の中で3波が一番小さな波にならない

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衝撃波の2つ目のルールとして、3波目が一番小さい波にならないというものがあります。
なぜかというと、この3波目という場所はトレンドが発生したと一番認識しやすい場面(※1)で、相場参加者みんなが意識しているところなので、この波が一番小さくなるということは見ている波のカウントが多くの市場参加者と違っている可能性がありますよ、という考え方です。
1 波がグッと伸びて終了したあとに2波目が押しとなるので、多くのトレーダーがトレンドが発生したのではないかと認識しトレンド方向へ参入してくるタイミングが、この3波目ということになります。参入者が多いのでこの3波目が1番「小さくなりにくい」ということです。
なりにくいというところを強調しておきます。図の3つのパターンをしっかり覚えておいて下さい)


こうやって覚える!→ みんな大好きな3男坊は態度がでかいっ!

(※1).エリオット波動において1波目の起点を見つける、または1波目はどこか?というのが、初心者が1番初めに躓く場所です。
このnoteでの1波目の定義は

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